八ヶ岳はグルメな山小屋が沢山。前回は高見小屋へ揚げパンを求め、今回は黒百合ヒュッテのビーフシチューを目指して天狗岳へ1泊2日の山行です。(2024年11月2日、3日)
天狗岳は東天狗岳(2640m)と西天狗岳(2646m)の2つのピークがあります。山容は東は鋭くそびえ立ち、西は丸みを帯びた山容です。天狗岳は北八ヶ岳になりますが、位置的には南北の中心辺りになるため、両方の展望が楽しめます。
美味しい山小屋を目指して
1日目
初日は黒百合ヒュッテを目指して公共機関でアクセスできる渋の湯の登山口からスタートです。





黒百合ヒュッテ方面へ。
高見石の方へ向かい揚げパンを食べ、黒百合ヒュッテに向かうコースもありです。

北八ヶ岳といえば、、苔の森。

苔の絨毯が広がり見ているだけで癒されます。


パノラマコース八方台分岐。ここまでは傾斜もありひたすら上る。

分岐を過ぎると少し斜度が緩やかになります。


苔むす中に陽の光が入り、樹々の間からは青い空が見え、本当に気持ちよく歩けます。

唐沢鉱泉への分岐。


朽ちた木の苔とキノコのコラボが素敵すぎ。

前日までの雨で増水しており、沢沿いを歩くのは困難でしたが、迂回路が作られていたので、沢の中を歩いていかなくてもいいようになっていたので助かりました。
ただ何度かある渡渉は川にはまらないよう慎重に。

迂回路はこのように鉄製や木製で足場を確保されていました。


沢に石に根っこに気をつけながら進みます。



登山中に出会ったコケやキノコ



あ出た。。黒百合ヒュッテが見えました!
小屋前はすでにランチの登山者で賑わっていました。
私達もランチを食べ、宿泊の手続きを済ませた後まだ時間はあるので不要なものは小屋に置いて出かけることに。

小屋を通り過ぎると直ぐテント場があります。その奥が中山峠への登山道になります。

天狗岳へは天狗の奥庭ルートと中山峠ルートからの2通りあります。
明日は天狗の奥庭経由で行く予定なので、中山峠ルートへ少し行ってみることにしました。

中山峠到着

まぁまぁ登ります。
しばらく登り、岩岩の開けた場所に出ると、

天狗岳!東と西の両天狗を見ることができます。
ここからは360度見渡せます。

北アルプスも見えた!
天狗には明日登るので、一旦中山峠に戻り、中山展望台まで行くことにしました。


振り返ると天狗の後ろに硫黄岳が見えます。
大きめの岩の上りが続くので疲れます、笑。

にゅうへの分岐。

中山山頂は登山道にあるのでつい見逃してしまいます、笑。
分かっていても行きは見逃し、帰りに撮影。
展望台まであと少し。

到着!前回来た時は雲が多すぎで展望ゼロでしたが今回は、、

北アルプス

御嶽山

南アルプス

蓼科山
山頂ではないけど、展望台と言うだけあって、素晴らしい景色を見ることができます。

このように展望台はゴロゴロです。

景色を満喫したので元来たルートで小屋に戻ります。

写真が撮れないのが残念ですが、この日の星空は満天でした⭐️⭐️
2日目
今日は本命の天狗岳へ。
天狗の奥庭ルートからです。

小屋を出て右手が天狗の奥庭への入り口です。


ところどころに霜がおりてました。もう間も無く冬山になりますね。

ちょうど日の出が見れました。
山で見る日の出はより神々しく見える。

向かう天狗の両峰が見えています。


すりばち池。溶岩の窪みにできた池で雪解け水が溜まっているので夏から秋は枯れてることもあるらしい。
水が溜まっていて良かった。朝日が当たって綺麗でした。


すりばち池を見ながら「天狗の奥庭」のアスレチックのような岩岩お庭を横切り登って行きます。
足元の岩に気を取られペンキマークを見逃し何度か違う方向に登ってしまったり。
でも楽しい。

振り返ると池があんなところに。


まだまだ登る。


白丸を頼りにさらに登ります!
風も結構吹いていて大変だけど、黒部五郎岳の暴風を思えばなんて事はない(笑)。



氷柱が。
ほんとギリ冬山前に来れて良かった。


北アルプス!

東天狗岳登頂!八ヶ岳ブルー最高。
でも寒いっ。山頂は岩岩だし、寒いので記念撮影したので西天狗岳へ。

西天狗岳、あちらに向かいます。

真ん中が南八ヶ岳最高峰の赤岳。そして硫黄岳阿弥陀岳。
手前の岩の真ん中からちょっぴり出てるのが根石岳。
本当は、根石岳までは時間的に無理だけど、そこに向かう稜線白砂新道の写真が素敵だったので東天狗から一旦そこまでを往復する予定でしたが。。
寒くて西天狗に向かう人たちにつられ、すっかり忘れてました(笑)。

西天狗岳の左手には、手前の峰に去年行った入笠山、奥には空木岳が見えてるはず?

振り返って東天狗。
本当に東と西で三角と丸って感じですね。

西天狗岳登頂!
こちらの山頂はスペースがあるので、ここで少し休憩。


本当にお天気が良くご褒美の景色は最高!

おやつも食べ、一息ついたので下山します。
唐沢鉱泉経由で渋の湯バス停へ向かいます。



振り返ると天狗岳。
登頂後いつも思うのですが、あそこに自分がいたなんて、と不思議な感じです。

南アルプス。去年登った北岳が見えています。

眺望を楽しんだので、次は第一展望台に向かいます。

第一展望台到着。ここが最後の眺望スポット。

1番左は蓼科山、その横は横岳??

第二、第一とやはり開けているので景色は最高!


苔の森をどんどん下ります。

キノコ?かなり気持ち悪い(笑)。

唐沢鉱泉到着。
自家用車で来られる方はここを利用されて日帰りされる方が多いようです。
渋の湯へ下りる前にここで温泉、昼食を取ることができます。渋の湯は温泉のみです。

割高ですが昼食、日帰り湯に茅野駅まで送迎の便利なパックもあるようです。
私たちはランチも温泉もパス。ここでの目的は2つ。

先ずは、源泉


唐沢温泉に下りてきたら橋を渡って、宿の敷地内を右手上方に少し行ったところに源泉地があります。
下調べが甘かったのでここで源泉池とこの後のヒカリゴケを見るのに無駄に小屋周辺を行ったり来たり(恥笑)
不思議な綺麗な色をしていますが、これは苔と長年積もった鉱泉の含有物と苔と湯の花で素晴らしい庭園のようになっています。

もう一つはヒカリゴケ
こちらは源泉地から戻り宿を通り過ぎ駐車場へ行くと登山口があります。


光苔群生地と書かれた所の岩と木の根の空洞を覗き込みます。

写真奥の苔が、そうかと思いますが光ってない?どうも見方が悪かったよう(泣)。
見る角度で本当はエメラルドグリーンに光っているそうです。
1科1属1種、日本では準絶滅危惧種の貴重な苔だそうです。エメラルド色に光るのは自ら発光しているのではなく、レンズ状細胞が暗所に入ってくる光を反射させているそうです。
マイカーの方はここで終了ですが、バス利用者は渋の湯までまだもうしばらく山を楽しめます(笑)。

ヒカリゴケ群生地から少し戻り、渋の湯方面へ向かいます。
ここから少し登りが続き疲れた体にはキツイ。

渋の湯への分岐まできました。
当初は上りに利用したルートに合流するパノラマコース(黒百合方面)で下山を予定していましたが、そのまま最短の渋の湯ルートに変更。


最後は歩きやすい道が続き気持ちよく歩こと1時間ほどで渋の湯登山口に到着!
天狗岳とっても楽しく良かったです。北八ヶ岳は2度目ですが大好き。北も南も八ヶ岳をもっと登りたくなりました。
登山口到着後、時計を見ると13時前。
あ、早過ぎた。
渋の湯で日帰り温泉を楽しむ予定ではないのでバスまで約2時間。どうしたものか。
登山口の渋御殿湯は食堂や喫茶はなく日帰り湯の利用だけです。バス停にベンチ等もありません。困った。。
行きに通った御射鹿池まで歩けないか?ネットは圏外でGooglemapが見れないけどYAMAPから何となく徒歩1時間位?ということで行ってみよう!

ここから延々車道歩き。

時々車とすれ違うが、きっとあの登山者歩いてどこまで行く気なんだと思われてそう(笑)
沿道の紅葉を見ながら道は平坦か下りなので苦もなく歩けます。
歩くこと約40分弱で到着!近かった。


日本画家の巨匠東山魁夷画伯が描く際にイメージを得た池。元々は農業用に築造したため池だそうです。湖底にはチャミツボゴケが繁茂し、湖面に木々を映し出す鏡効果になって美しい景色を作り出しています。



とっても綺麗で何枚撮ったかわからない(笑)。
この池の前の道路には柵が設置されていますが、以前はなかったそうです.
写真を撮るのに夢中で落ちた人がいて残念ながら柵が出来てしまったそうです。

とにかくこの池を見にだけにすごい車と人。駐車待ちに大渋滞。
池を堪能したけど時間があるので辺りを見回すと、、


おしどり隠しの滝?
ついでに見に行こう!
御射鹿池から歩いて10分程。

大人しい可愛いワンちゃんが滝への入り口近くにいます。

この階段を下ります。


こういう感じの段々滝は初めてみたのですが、すごくきれいで良かったです。
ベンチもあるので時間があればゆっくり滝を眺めながら過ごしたかったです。

すごい数字だけどよくわからない(笑)。
どちらも本当に素晴らしい景色で、歩いてきて良かったです。

帰りのバス停は御射鹿池手前の明治温泉入口前になります。温泉と観光で訪れるのも良いですね。
ルート
渋の湯登山口 1h⇒ 八方台分岐 30分 ⇒ 唐沢鉱泉分岐 50分 ⇒ 黒百合ヒュッテ ランチ休憩
約2h20 約3.4㎞
※9:30頃に出発して写真撮り撮りで12時頃には小屋に到着
黒百合ヒュッテ 5分 ⇒ 中山峠 15分 ⇒ にゅう分岐 15分 ⇒ 中山 2分 ⇒ 中山展望台 3分 ⇒ 中山 10分 ⇒ にゅう分岐 10分 ⇒ 中山峠 10分 ⇒ 黒百合ヒュッテ
約1h10 約2.5㎞
※13時頃に小屋を出発、眺望休憩を取り15時頃に小屋到着
黒百合ヒュッテ 15分⇒ 天狗の奥庭 1h10分 ⇒ 東天狗岳 20分 ⇒ 西天狗岳 30分 ⇒ 第二展望台 20分 ⇒ 第一展望台 35分 ⇒ 唐沢鉱泉登山口 1h15分 ⇒ 八方台分岐 30分 ⇒ 渋の湯温泉
約5h 約6.9㎞
※6:30小屋出発、写真撮り撮り眺望楽しみ、おやつタイム30分等で13時下山。

唐沢鉱泉で温泉入って食事したらバスに丁度良かったのかと思いますが、もし御射鹿池にも!という方がいたら最後の分岐で八方台方面へ向かい辰野館に下山もできるようです。分岐から1h位。八方台も展望が良さそうなのでこちらから下山しても良さそうです。

マイカーなら
唐沢鉱泉登山口から西天狗〜東天狗経由の黒百合ヒュッテ、上記とは反対周りでコースタイム約5h半なので日帰り登山の方が多いです。
苔むす森に沢に岩にと楽しく歩け、八ヶ岳ブルーに満点の星空、そして美味しいランチと最高の1泊2日でした。天狗岳おススメです!
アクセス

3連休で金曜の夜行で出発すれば往復夜行バスで行けます。
今回は3連休だったにも関わらず、残念ながらバスが取れず、前夜出発の2日間での遠征。
週末2日での場合は割高にはなりますが、帰りを特急+新幹線で1泊2日可能です。

実は今回③の登山口までのバスは利用せずタクシーで登山口へ。
茅野駅に到着した時に2人組の女子からバスまで1時間あるのでタクシーの相乗りを提案され、便乗しました。
タクシーは1万円弱。4人で一人当たりバス代よりは少し高くなる感じです。
約1h早く出発できたので良かったです。声をかけてくれた同じ関西からの美人さん女子達ありがとう!
①渋の湯 14:55発 → 茅野駅 15:45着 バス1800円
②茅野駅 16:47発 → 塩尻駅 17:13着 普通 510円
③塩尻駅 18:03発 → 名古屋 20:07着 特急しなの 乗車券3080円、指定席2730円(自由席2200円)
④名古屋 20:17発 → 新大阪 21:16着 新幹線指定席6680円
上記の渋の湯線のバスは10/28〜4/25までの冬時刻です。
※公共交通機関の時刻料金等は都度ご確認下さい。
登山前のお楽しみ
バスが到着した松本駅で朝ごはん探し。早朝から空いているのはマクドナルドくらいでした。
せっかくなので地元のお店、駅前にあるフレッシュベーカリームラタへ。

長野県のソウルフード?の牛乳パン、他焼きたてパンを購入。

牛乳パンはクリーム好きにはたまらないパンだと思います。
ものすごいボリュームで食べきれず、残りは翌朝の朝ごはんに。
どのパン店も牛乳パンがあるようなので食べ比べたら楽しいかも。

店前のおじさんの人形?で直ぐにわかります!
登山中のお楽しみ
今回の1番の目的は黒百合ヒュッテのビーフシチュー!もちろん天狗岳への登頂もですが、笑。


入口を入ると素敵な黒百合のステンドグラス。
いろいろメニューはありますが、ほとんどの人がビーフシチューセット。

山の中で食べるシチューとは思えない。

もう一つ有名なコケモモのマフィンは売り切れ!残念。
夜ご飯は、ハンバーグ。

ソースは和と洋、好きな方をかけて頂きます。普通に美味しかったです。
- チェックイン後も16時半に一斉に寝床(2階)の案内になるので、それまでは1階の共用スペースで過ごします。
- 寝床には貴重品等最低限の必要物のみ携行可で、ザックは1階のザック置きへ。
- 夕飯のお茶は湯呑みがないので、コップ持参か食べた後のお茶碗を利用。なぜか朝ご飯時は湯呑みがあるように見えました。
- お水は玄関にタンクがあり、宿泊者、テント泊者は無料で利用できます。
- お湯、お茶は有料で夕飯後ボトルを預けておけば朝受け取れます。
下山後のお楽しみ
食事
茅野駅に到着。電車まで時間もあるし、遅いランチに入ったのがバスから降りた目の前のそば処茶屋。

大きなザックは外に置き場所を用意されています。
中に入ると登山客で賑わっていました。

上は山菜キノコそば、下は葉わさびセイロ。山菜キノコは具材が多く、葉わさびはピリッと結構辛いです。
お蕎麦自体はもちろん、どちらもとっても美味しかったです。
お土産
お蕎麦屋さんが入っている駅連結の商業ビル、ベルビアをちょっと散策。
美味しそうな雰囲気のベーカリーを発見。
八ヶ岳Octet。パン好きとしては入らずにはいられない。
人気のお店の様で、ほぼパンは完売していました、残念。

残り数個のスティックケーキとクッキーを購入。シナモンのスパイス系でとっても美味しかったです。
お土産屋さんはこのビルの中と駅の改札前にもあります。

長野県と言えば、、大好きなあれ

前回入笠山の時はやまびこ、今回はくるみかれん。
本当に色々なメーカーのこの系のクルミ菓子があります。こちらは周りがサクサク系で美味しい。
この後特急、新幹線と乗り継いで帰りますが、夜ご飯用のお弁当や食料は早目に入手しておくのをおススメします。駅の売店のお弁当やおにぎり系も無くなっていました。お昼を遅めに食べていたので最後はおやつを食べてやり過ごしました(笑)。
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