北アルプス最後の秘境へ②(雲ノ平から新穂高)

縦走3日目、4日目

3日目快晴、縦走日和。同部屋の人達もみな双六小屋を目指されるので、また後で、とそれぞれ出発。

3日目はこの縦走で1番のロングコース、祖父岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳そして双六岳。名残惜しいけれども雲ノ平ともお別れです。最後にまた花々や絶景に感動しまくり、足を止めては写真を撮り、時間を要しながら雲ノ平を後にし、祖父岳、鷲羽岳と進みます。

雲ノ平山荘と薬師岳、本当に楽園でした。

先ず祖父岳へ、雪渓が残ってました。

祖父岳山頂。水晶岳、赤牛岳、そして一番奥に剣岳?

景色を堪能したあとは、ワリモ岳そして鷲羽岳を目指します。

鷲羽岳山頂からの槍ヶ岳

写真ではわかりにくいですが、右奥に富士山が。左奥は八ヶ岳。いつまでも見ていたい素晴らしい景色でした。山頂からは360度絶景でした。

三俣山荘と三俣蓮華岳

鷲羽岳からの三俣山荘と三俣蓮華岳。ここを下りて山荘を目指します。

鷲羽岳から下山、三俣山荘に到着。ここでお楽しみのランチ!鹿肉のジビエカレー。ジビエ苦手ですがせっかくなので名物のカレーに。

私は鹿肉って言われなければ全くわからなくて、とっても美味しかったです。この山荘と雲ノ平山荘のオーナーはご兄弟です。この山荘もとっても素敵で今度はぜひ宿泊で訪れたいと思いました。

左上:ミヤマダイコンソウ、左下:ミヤマダイモンジソウ、右下:ハクサンシャクナゲ

後半戦。三俣蓮華岳へ向かいます。山頂で出会った70代の元気な3人連れの方に会い、70を過ぎてから登山を始めたと聞きびっくり。「あなた達くらいから始めたかった」と言われ、私ももっと早くから始めていればと同じことを思っていたので笑ってしまいました。

三俣蓮華岳山頂!雲が大分上がってきていました。

晴れてはいるけど雲がどんどん出てきて、この後の双六岳に登っても何も見えない可能性も、、、見ていると巻道から双六小屋へ向かわれる方も多いので迷いましたが、山の天気は、を期待してせっかくなので双六岳山頂と天空の滑走路を目指しました。

予想通り山頂からの槍ヶ岳は雲の中に。最後にこの景色を見たかったので簡単には諦めません。隣でガイドらしき人がツアー客に雲がもうすぐ切れるはずだから見逃さないようにと言ってるのを聞いて、私も祈りながら槍の方向に集中。

天空の滑走路

そして、、来ましたぁ!天空の滑走路の先の槍ヶ岳、感動。槍ヶ岳に向かいながら歩く道は本当に気持ちよかったです。

この縦走の楽しみの一つをまた堪能できました!最後の双六小屋への下りへ出発です。

3日目終了。ランチ休憩等含め9h45と予定より時間がかかりましたが、大満足の3日目でした。
双六小屋は山小屋?ってくらい寝床、洗面所、お手洗い等すべて快適で、最後の小屋が双六で良かったです。

N子さんとも再会し、翌日の出発予定時刻が一緒位だったので、最終日はまた一緒に新穂高へ下山することにしました!

最終日、やっと最後か、ともう終わってしまうという気持ちが入り混ざる出発でした。この日は雲が多く何とか鏡平池に着くまでに晴れる事を祈りました。

途中ちょっとしたルートミスはあったものの順調に下り鏡平山荘に到着。残念ながら池に映る槍の姿は拝めず。気持ちを切り替え出発。

鏡平池 ここに槍の姿が、、残念。

秩父沢 すごい水量!って、私の下手な写真では伝わっていない(泣)

次のわさび平小屋では冷えたトマトで水分補給、ここから新穂高までの林道は本当に長かったです。

冷えたトマトはめちゃ旨でした。元気を取り戻してここからラストスパート!

わさび平小屋から新穂高への最後の林道歩きは恐ろしく長く、辛かったです(笑)

あと数日縦走を続けたいくらい充実した4日間でした!東京行きのバスがちょうど来たのでN子さんとはここでお別れ、ありがとうございました!

私達はバスまで時間があるので、温泉とランチを楽しんで3泊4日の夢のような縦走を締めくくりました!

今回小屋で食べた美味しいご飯の数々

上段の二つは雲ノ平山荘夕食(左)、朝食(右)。下段左から太郎平小屋の太郎ラーメン、三俣山荘のジビエカレーとオムライス、そして右端が双六小屋の夕食ボリューム満点の天ぷらの盛り合わせ、写真に入り切ってないですが、天ぷらの周りにはその他がたくさんついてます。

登山ルート

双六小屋 5:10出発→花見平(6:08)→弓折乗越→鏡平山荘(7:24)休憩→クマの踊り場→チボ岩→秩父沢(8:55)→わさび平小屋(10:07)トマト休憩→新穂高ロープウェイ乗り場(11:10着)

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復路アクセス

①新穂高ロープウェイバス乗り場→高山駅 濃飛バス 約1h30  2200円 予約は不要です
*QR コード、ICカード決済できます(利用可能カード等はご確認ください)

②高山駅18:00発→大阪23:15着(京都駅、近鉄難波駅も停車します)濃飛バス 5h15  7000円(昼夜、曜日で料金は変わります)

高山からは高速バス以外の選択があります!

(私は計画中気付きませんでしたが。。)

例えば

新穂高 バス12:55発→高山 14:31着→高山駅JRひだ号15:34発→大阪駅19:50着

例えばこのような感じで1日1本ある大阪行き「ひだ号」を上手く利用すれば早く帰宅できていました。いったん名古屋に出て名古屋から新幹線という選択も。

高山駅に着いたもののその日は周辺の飲食店はお休みばかりで行くところもく、駅の待合所で余った行動食のおやつを食べて時間を潰す羽目に。

名古屋方面にどんどん電車が来ていることにやっと気づき、、なぜ電車を思いつかなかったのか 後悔しました(笑)。

 ※交通機関の時間・料金等は都度ご確認下さい。

下山後のお楽しみ

下山後は湯上りに飛騨牛朴葉ステーキが食べれる中崎山荘奥飛騨の湯へ!

ロープウェイ乗り場駅から歩いて直ぐです。早目に下山できたので温泉も空いていてゆっくり疲れを癒すことができ本当に気持ちよかったです。

お風呂の後のランチは4日間頑張ったご褒美?に奮発して飛騨牛朴葉ステーキを頂きました。デザートのスイカまでとにかく美味しかったです。

山旅最後の〆は高山駅から直ぐの超大盛焼きそばの店ちとせ、駅周辺で開いているお店を探して見つけ入ってみました。地元では人気のお店のようでお持ち帰りを買いに来る人も多かったです。並焼きそば480円(安っ)これでお腹一杯の量。定食にしても650円でした。

山行を終えて

この縦走を計画するにあたり、折立からと新穂高からどちらにしようか考えたとき、去年はバスも少なく大阪から新穂高へは早朝に到着できない。

そしてコースを見ていると、どうもわさび小屋から新穂高までを長い林道を歩かないといけない。ということで折立スタートにしました。私的には折立~新穂高コースで良かったです。

今回小屋で知り合った方と話していて、改めて関東からは本当にアルプスへのアクセスが良いことを思い知りました。関西からももっと登山口への夜行バスの路線が増えると嬉しいのですが。。

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