六甲縦走路〜須磨浦公園から鍋蓋山

六甲半縦走

6月24日土曜は来月の南アルプスに向けての体力作りに、とりあえず8時間以上歩くには、と考え六甲全山縦走路の半分弱ほどを歩いてきました。

日差しは前半曇りで、その後も縦走自体はそこまできつくなかったのですが、とにかく蒸し暑さが半端なく、汗の量もものすごく体力消耗。

山の中ならまだいいのですが、住宅街も結構な距離を歩くので、そこがさらに暑く辛かったです。街中なので自販機やコンビニに寄れるのが救いです。

当初予定の市ケ原まで行き新神戸へ下山を、鍋蓋山からエスケープルートで諏訪山公園下山に変更。これがルート選択ミスでした。

縦走の標識は分かりやすく山中各所に設置されています。

この六甲縦走路の西側ルートは途中何ヶ所か山から下りて住宅街を歩かなければなりませんが、住宅街でもどっちだ?と思うところには大体標識があるのでよく見て歩いて見逃さないように!

おススメ

標識はたくさんありますが、分かりにくい、迷いやすい箇所もあり、標識を見逃すこともあるのでYAMAPやヤマレコでルート設定の上GPSを準備して縦走すれば安心です

須磨浦公園駅をスタートし、レトロ感漂う須磨浦山上遊園を経由していきます。

鉢伏山→旗振山→鉄砲山と進みます。このあたりは全く問題なく、山歩きを楽しめます。

鉄砲山を下山後は住宅街へ。次の栂尾山はこの348段の階段の先です。下から見上げると果てしない階段に思えます。

縦走路で一番?有名で小アルプスのようなワクワクする馬の背。

振返って。須磨の方からはこの長い階段を下りて馬の背に入ります。

この後はまた一旦街へ下りて高取山に。高取山の山頂には高取神社があります。

とにかく気持ちが⤵のは住宅街、辛い。

私的には(いや多分多くの方が同じでは?)西側半縦走で一番つらかったのが、高取山下山後~鵯越駅~菊水山。

高取山以降は未知の世界で、住宅街がもう一度あると認識はしていたもののこんなに長いとは想定外でした。住宅街を歩いている時は本当に山に戻るのかと思うくらいでした(笑)。

高温多湿の中住宅街を歩き、疲労もピークになる頃に菊水山へ入ります。結構な急勾配が続き、山頂が本当に待ち遠しかったです。

菊水山の山頂は開けていて、ベンチなども多く、休憩している方も多かったです。

そして今回は挫折して新神戸まで行けず、鍋蓋山がラストとなりました。

登山中のお楽しみ

今回の縦走で出会った植物たち。この季節はあちこちでいろんな色や形の紫陽花がたくさん登山道に咲いていて綺麗でした。といいつつ紫陽花の写真はないのですが(笑)。

何の植物かわからないのですが、上の2つは左のモフモフがその後右の黒豆のようになってました。下はクマイチゴ?

右は一度見て見たかった女王キヌガサダケに出会えました!左は、、亀の甲羅のようなキノコ。

六甲山全山縦走

六甲全山縦走路とは、須磨浦公園から宝塚まで公称56kmのコース。この縦走路を楽しむ大会があります。

KOBE六甲山全山縦走大会

神戸市主催で年1回11月に行われます。一日で全山縦走コースと約28kmの半縦走があります。
順位を競う大会ではないので自分のペースで、右手に海を眺めたり、低山ながらも表情豊かな縦走路を楽しめますよ。

キャノンボール

こちらは「けんこう堂」さん主体の有志の方で運営されている大会です。
春(3月)と秋(10月)の年2回。ルールがとにかく面白いので、参加を考えてなくても是非読んでみて下さい。

主にはトレランの方々が参加されています。 種目も全山縦走56kmだけでもすごいのに、往復もあるのです! 1人での参加からペアやチームなど色々なタイプで楽しめます。

一度摩耶山で大会に出くわしたことがありますが、本当に自転車を担いでいる人や、サンダルで走っている人等、自由に楽しまれていました。(笑)

登山ルート

今回の私の山行は須磨浦公園→鍋蓋山→諏訪山公園 約21㎞ 9時間弱(休憩含まず)でした。

全体ルート

全山縦走路のコースは大会の詳細を見ていただいたり、多くの方がYAMAPヤマレコの活動日記で詳しく写真つきで説明しているのでそちらをご参考下さい。

興味がある方は神戸市が発行している六甲全山縦走マップというものがあります。私が購入した時とは違い、マップと解説の2本立てのようで800円。神戸市インフォメーションセンターや神戸、大阪の好日山荘等で購入できます。

こちらのマップには2か所ある住宅街の詳細地図があったり、縦走路との交通機関概念図などもあり、役立ちます。

今販売されている地図は変わっているかもしれませんが、全山縦走路全体のマップなので、登山道の詳細まで確認する場合は、以前下の記事内でご紹介したマップと合わせて確認するといいかなと思います。

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まやっコ
まやっコ

下の詳細図の方は西編と東編に分かれています。

手始めお手軽ルート

この縦走路を須磨浦公園から歩くのは久しぶりです。以前に何度か歩いてますが、初めてはお散歩時代なので須磨浦公園から栂尾山で下山でした。縦走ルートは途中で下山できるルートが何ヶ所かあるので自分の体力に合わせてルート選びができます。

まやっコ
まやっコ

勝手に3コース作ってみましたので良ければご参考にしてください。

⛰須磨浦公園~おらが茶屋  

往復2h20分~3hコース
須磨浦公園45分→旗振山20分→鉄砲山20分→高倉山10分→おらが茶屋 おらが茶屋は展望もよく縦走時はお手洗いを利用できるありがたい茶屋です。茶屋といっても立派なコンクリの建物です。
今は週末と祝日のみ、8時から14時の営業です。お昼前に到着し、美味しそうな手作りケーキ付のカレーランチを食べに行くハイキングは?下りは同じ道を戻ってもいいし、鉄砲山40分→山陽須磨駅/JR須磨駅へ下山というルートもあります。

⛰須磨浦公園~栂尾山

プラス須磨浦離宮公園 3hコース
上のコースの高倉山からもう少し縦走路を歩き、あの長ーい階段にもチャレンジできます(笑)
須磨浦公園1h20分→高倉山45分→栂尾山50分→須磨離宮公園10分→山陽月見山駅10分→JR須磨海浜公園駅
須磨離宮公園は色々な花が咲きとても素敵な公園で、散策、休憩にぴったりです。


⛰須磨浦公園~板宿駅

3h50分コース
須磨浦公園2h6分→栂尾山20分→横尾山30分→東山55分→山陽電鉄板宿駅17分→JR鷹取駅

板宿駅の周辺は商店街もあり沢山の飲食店があるので下山後ランチも楽しめます。今回板宿駅のあたりを検索していて気になったランチ店は洋食店キャベツと同じく洋食店のブタのシッポ、美味しそうです。私も次回板宿に下山したら行ってみたいです。

アクセス

阪急電車

阪急大阪梅田 特急→新開地(同じホームで山陽電鉄に乗換)→山陽電鉄 須磨浦公園駅
55分 730円 ※山陽姫路行きに乗車できれば須磨浦公園まで乗換なしです

阪神電車

阪神大阪梅田 特急 乗換不要→山陽電鉄 須磨 乗換→須磨浦公園駅 
58分 730円

JR

大阪→三ノ宮⇒阪急に乗換 神戸三宮から新開地乗換もしくは乗換なしで須磨浦公園
JR420円 阪急390円※上記阪急電車をご参考にしてください

※交通機関の時刻・料金等は都度ご確認下さい

下山後のお楽しみ

今回は諏訪山公園下山。せっかく上の方にいるので、最近お気に入りのラ・ピエール・ブランシュへ寄り道を。今日はインスタで見て食べたかった期間限定のルバーブのタルトを購入。

ルバーブ

日本ではまだまだ馴染みのないルバーブ、カナダなどではタルトやジャムにととてもポピュラーな野菜です。そう、ルバーブは軸が赤いフキのようタデ科の野菜です。食べるのは軸の方のみです。葉はシュウ酸を多く含むので食べません。販売も軸の部分だけ売られています。

野菜ですが、一般的にはジャムやタルトやパイなどに使用されます。少し酸味があり、ベリー系とはまた違いとっても美味しいです。

まやっコ
まやっコ

このルバーブタルト、すごく美味しかったです!

ルバーブタルト

この日の山行は9時間以上でしたので、本当にくたくたでヨロヨロと阪急三ノ宮駅へ。途中何かドリンクをと、三ノ宮高架下(阪急三宮駅より少し手前)で見つけた台湾茶のテイクアウトのお店、清茶で美味しいドリンクを飲み生き返りました。

台湾茶

グレープフルーツティーとスイカスムージー。どちらもとっても美味しかったです。底にはナタデココが入ってました。

振返り反省点

今回の山行は疲労困憊のため当初予定を変更し、鍋蓋山からエスケープルートで下山。次の再度山への道も初めてだったのでもし登りが続くなら無理かなと判断したのですが、、。しかし下山を始めて少しして後悔。ルートの選択ミスでした。

多分このルートを使う人はほとんどいないのでは??クマ笹がものすごくて足元は全く見えず、蜘蛛の巣が顔につき、とにかく早くこのルートから出たいと必死で歩いた先は林道。

とっても静かで人気のない林道を歩いていると山林で何かが走っている音が。。大きな猪の姿が見え、万一こちらに下りてきたらどうしようかとドキドキしましたが大丈夫でした。個人的にはこのルートは2度と使いたくないなと思いました。

下山後確認すると鍋蓋山から再度山への道は平坦の様でした。きちんと前日までに確認しておけばよかったです。こういう長い縦走の場合、ある程度いろんな場合を想定し、予定変更に対応できるよう確認をきちんとしておかないとと反省です。

おまけ

この日の帰りに出会った六甲全山縦走路ゴールの宝塚へ向かう東側の夕焼け

まやっコ
まやっコ

今回暑さ対策で用意したのがポカリのアイススラリー。氷を飲むという熱中症対策商品です。おススメです!

まやっコ
まやっコ

こちらのおやつ記事で詳しく紹介しいます。

コメント

  1. 石橋克己 より:

    六甲山は一度行ったことがあるだけですが、都市近郊にもかかわらずとても多様な山なのですね。こんな山が身近にあるとは羨ましいです。キャノンボールのルール拝見しました。ルールらしくない遊び心にあふれていますね。禁止ではなく寛容、しかし迷惑をかけないという気持ちを感じました。

    • まやっコまやっコ より:

      そうなのです、低山ですか多彩なルートで一年中楽しめ、しかも身近で。お近くでないので残念ですが、キャノンボールは参加しなくても見るだけでも楽しいです。関東の方でしょうか?関東だといろいろ山もありますが、ぜひ六甲山全山縦走にチャレンジしにきて下さい!お待ちしてます😊

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