アサギマダラに会いに行こう

アサギマダラとは

まやっコ
まやっコ

アサギマダラって聞いたことがありますか?

私は昨年初めて知りました。何かと言いますと、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属する蝶、浅葱斑(アサギマダラ)です。羽を広げた大きさが10㎝位、アゲハチョウ位の大きさです。

アサギマダラは越冬のために旅をする”渡り蝶”で千キロ、なかには2千キロ以上も移動するものもいるそうです。蝶ですよ(驚)

特徴

◎日本のほぼ全域に分布

◎時期は4月~10月くらい

◎生息は平地から山地、高原。都市部の公園などに飛来していることもある。
(大阪市内の靭公園で確認されたこともあるらしい)

◎寒さ暑さが苦手で春には北上し、秋になると南下

摩耶天上寺へ観賞に

このアサギマダラが摩耶山頂近くの摩耶天上寺に毎年10月初旬から中旬まで飛来してきているのです。お寺の情報で今年も飛来しているということで観に行ってきました。

アクセス

もちろん登山で

青谷登山口 2h/上野道登山口 1h40分→摩耶山10分→摩耶山天上寺

摩耶ビューライン利用で

摩耶ケーブル駅→ケーブル→ロープウェイ→星の駅 徒歩10分→摩耶山天上寺

摩耶ケーブル駅は坂バス(みなと観光バス)神戸市バスでアクセスできます。阪急•阪神•JRのご利用駅に合わせてご利用下さい。

今日は登山ではなく初めて摩耶ビューラインを利用してみました。摩耶ビューラインについてはこちらをご参考にしてください。

掬星台から摩耶山天上寺へ

摩耶山掬星台から摩耶天上寺へはバス道を10分ほど歩けば到着します。

登山道から来られたらそのまま掬星台に入らず、バス道を進みます。摩耶ビューラインで上がられたら、ロープウェイ乗り場を出て左へ進むとバス道に出れますので標識通りに右へ進んでください。

もしくは、掬星台を横切った先の道を入ると少しショートカットでバス道に出ます。

左にベンチ等があり、右の方が掬星台の標識になります。

上の矢印を進むとこの石畳の階段になり、ここを下ります。

バス道沿いにあるお手洗いの所に下りてきます。バス道を右に進みます。

少し歩くと上の標識のところに来ます。黒い矢印方面が山門(正面から入れます)へ行くバス道。赤い矢印が屏重門への山道。

山と高原地図より

バス道側の正面の山門、とても立派です。ここから少し?長ーい階段が待っています。

フジバカマの花畑へは階段を登り切り右手お手洗いの横から入っていけるのですが、立入禁止と書かれてます。でも皆さんこちらから入られていたように思います。私は今日は下の手水舎の裏から上がっていきました。

アサギマダラとフジバカマ

摩耶山天上寺の境内にはアサギマダラの大好物、秋の七草と言われるフジバカマ(藤袴)が植えられています。これを求めてアサギマダラが飛来して来ます。

たくさんのアサギマダラが一心不乱に蜜を吸っていました。またそれを観る人も同じだけ多く、同じく一心不乱に写真を撮っていました(笑)。

去年の方がアサギマダラも人も、もう少し多かったように思います、お天気や時間等も関係してるかもしれませんが。

沢山の蝶を一度に見れる機会は貴重です。去年も10月2日に見に来ました、個人的には去年の方が気持ち多かったように思います。

白やピンクの可愛いフジバカマの花畑の間を行ったり来たり飛んでる姿は見ていて飽きないです。フワフワと優雅に飛びます。

驚くのがすごく近くまで寄っても、全く意に関せず蜜を吸っていて、逃げないのです。お邪魔しない程度に近づいて観賞でき、動かないので私のような者でも簡単にスマホで写真が撮れます。

2022年のアサギマダラ この日はお天気が良かったです

アサギマダラの「浅葱」は、青白い斑紋の色彩を、伝統色の呼び名で表したもの。陽の光で青白い羽が透けて神々しいです。

旅するアサギマダラ

アサギマダラ
2023年に見たマーキング蝶
アサギマダラ
2022年に見たマーキング蝶

こちらはマーキングされたと思われるアサギマダラ。移動調査(マーキング調査)によってどこからどこへ飛んでいるのか、どこまで飛んでいくのかを知ることができます。

上の今年のアサギマダラは白山で9月23日にマーキングされているので1週間ほどで神戸に移動してきたと思われます。

十分に蜜を吸ったアサギマダラは越冬のため海を越えて南下していきます。九州、沖縄、なかには台湾まで飛んでいく個体もいるそうです。

どうやって鳥等に捕まらず、蝶が千キロや2千キロも海を越えられるのだろう?

調べてみるとアサギマダラは毒を持っているそうで鳥などに捕食されない。羽をあまり動かさず、上手く気流にのることによって長距離を移動を可能にしいるとか。不思議な蝶です。

忉利天上寺(摩耶山天上寺)

摩耶天上寺はインド僧法道仙人により開山された古刹。釈迦の生母、摩耶夫人を祀る女人守護の御寺。昭和51年の火事で全焼し、再建されました。
旧天上寺の史跡公園についてはこちらをご参考にどうぞ。

手水はセンサー感知?で自動で龍の口からお水が出てきます。

お天気が良く、視界の良い日なら額縁のようになってすごくいい写真が撮れそう。。

下山後のお楽しみ

ケーブルカー駅から神戸市バスに乗り、阪急六甲駅手前の六甲登山口で下車。そこから少し登り返して、今年春にオープンして、気になっていたMAMEBACO COFFEEへ。水色の建物が目を引きます。

チーズテリーヌにコロンビアデカフェを頂きました。珈琲は説明にミルクチョコレートのような、、と書いてあったのに惹かれて注文しました。

珈琲はとても飲みやすく、デザートも美味しかったです。店内の雰囲気も素敵でゆっくり時間を過ごせました。

摩耶山でも

ロープウェイで下山中、ヘリコプターがすごく近くを飛んでいて、同じところで飛んでいるのでおかしいなと思っていたら、ロープウェイの到着駅虹の駅に消防士の方たちが。

詳しくは分かりませんが、怪我人が山中にいるらしく待機されてました。場所がわかったのかその後すぐ次々と多くの消防士の方々が山中に入って行きました。

その後ケーブル駅に到着しましたが、消防車や救急車が停車しており、山中の方と連絡を取り合いまだ救助の最中のようでした。


標高702mの摩耶山。ケーブルカーでも上がれるし、老若男女多くの人が楽しめる山。ルートはいろいろあり、初めての人にはというルートもありますがどのルートも難しくはない。

しかし低山でも何があるかはわからない。皆さん気を付けて自分の体力、コンディションに合わせて摩耶山を楽しみましょう。

救助された方が大した怪我でないことを祈り、また摩耶山を楽しめるようになりますように。

本日のおまけ

天上寺へのバス道でまさかのカニ発見!

最初見つけたときは全く動いてなかったので、本物とは思えずおつまみとかのお菓子か?等と言いながら、写真を撮ろうと近づくとすごい速さで逃げてしまいました。この下が自然観察園なのでそこにある池か川から上がってきたのかな。

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