2019年5月2日、3日の1泊2日山頂小屋泊で徳島県の剣山(日本百名山の一つ、西日本第2位の高さ)への遠征記録です。皆さん覚えてますか?この年のGWは皇太子即位日が休みとなり10連休のGWでした。
普段GWはどこへ行っても人だらけなので遠出しないのですが、さすがに10連休だと移動もバラけるかな?と。しかしどこの山へ。。アルプスなどはまだ雪山だし、西側ならば。
ということで、以前から稜線の写真を見ていて行ってみたかった剣山は?調べてみると公共交通機関だけで行けそうなので剣山に決定!この後10連休の凄さに後悔をする羽目になるのですが。。
登山ルート
上に書いた通りの状況で当初予定の歩いて登るを変更、リフト登りになりました。でも何年??振りのリフト乗車は楽しく気持ちよくこれはこれで良かったです。
2024年は4月27日から宿泊開始だそうですでに電話予約は始まっています。こちらはコロナ以前の、GWの混んだ時期でも布団1組に1人と快適で、山小屋の方も親切で素敵な山小屋でした。
*コースタイム的には3時間ちょっと、ですが次郎岌への稜線の美しさを満喫し、大劔神社辺りでの散策に時間を大分費やしての下山になりました。
今回確認したところ、登山バスの運行が変更しており、この後のアクセス欄を見ていただく通り、到着が15時過ぎになります。上りはリフトを使って最短の尾根コースで明るいうちに山頂へがおススメです。
リフトで上がっちゃえ!バスの乗換が出来ず登山口への到着が大幅に遅れ、当初の予定変更でショートカットでリフト使用しました。
青い屋根が可愛い山小屋。
剣山山頂。山頂は綺麗に整備され木道で散歩する感じになっています。
360度絶景のビューです!
私でもカッコ良く絵になる風景、笑。
山頂からの夕焼け。神々しい景色でした。夜の星空もとても綺麗でしたが、残念ながらスマホでは全く撮れずで残念。
朝日を待ちます。山々が連なり本当に良い景色です。
いよいよお楽しみの稜線歩き。次郎岌へ向けて出発!
次郎岌へからの稜線
登山を始めたころから憧れていた稜線歩き。本当にこの往復は最高に気持ちがよく、ぜひ歩いてみて下さい。
関西からのアクセス
今回記事を書くにあたり交通手段を再度調べたところ、2019年時は確か登山口へのバスが3ルートあったように記憶してますが、今年は1ルートのみのようです。
つるぎ町の登山バス案内より高速バス→電車→登山バスをつないでみましたが、帰りが登山バスの時刻もう~んって感じですね。
往路
①神戸発:三ノ宮バスターミナル高速バス6:25発→徳島駅8:22着 片道3400円(往復割引で6120円)*7日前迄の購入だと片道2720円とお得です。
大阪発:大阪からの高速バスは徳島着9時半。
という事で大阪からだと登山バスには間に合わないので無理です。JR、阪急、阪神とも大阪駅・大阪梅田駅を5時過ぎの電車に乗れる地域にお住まいなら三宮発の高速バスに間に合います。大阪からの高速バス
②JR徳島駅 特急剣山号9:00発→貞光12:52着 52分 1640円(現時点ではICカードは使用不可のようです)
③剣山登山バス 貞光駅13:12→見ノ越15:15着 4月15日土曜から土日祝の運行 片道3000円(こちらも交通系ICカードは使用不可です)
復路
①剣山登山バス 見ノ越13:45→貞光駅15:43着
②JR徳島線 貞光駅16:44→徳島駅18:27着 1時間43分 1110円
③高速バス 徳島駅19:30→三ノ宮21:20 徳島駅20:30→三ノ宮22:20
**交通機関の時間等は登山日時が決まられたらご自身で再度ご確認ください**
登山中のお楽しみ
ミステリー
古代イスラエルを統治していた人物ソロモン、聞いたことがありますよね。そのソロモンが神殿に祀った秘宝がこの剣山に眠っているという伝説があるのです!!
そしてこの写真の剣山宝蔵石は秘宝の一部が眠っているという有力な場所なのです。
何ともロマンのある話です。ミステリー、歴史好きな方にはワクワクする登山になるのでは
パワースポット
「天地一切の悪縁を断ち、現生最高の良縁を結ぶ」と書かれた大劔神社があります。このご利益を求め登ってくる方達も大勢いるようです。沢山の方が拝まれていました。
登山道を少し下りたところでは日本百名水にも選ばれている「御神水」が湧き出ています。この水は病気が治る若返りの水とも言われている名水です。
ぜひ飲んで帰りましょう!
大劔神社の裏には御神体である巨大な「御塔石(おとうせき)」が鎮座しています。裏から撮った写真ですが、神社の屋根と比較してもらうとどれほど大きいか分かるかと思います。
キレンゲショウマ
私は残念ながら時期が違いましたが、7月末から8月上旬にかけてアジサイ科のキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)の群生がみられるそうです。マップの黄色の星マーク辺りが群生地になるようです。
紀伊半島、四国、九州の深山に生息し、二ホンジカとヒトの被害により今は減少し絶滅危惧に指定されている貴重な花です。
下山後のお楽しみ
当初は徳島ラーメンを食べようと人気のあるお店に行ったのですが、大行列!
とにかくバスまでの時間があまりなかったため諦め、たまたまその並びの居酒屋?のメニューを見ると美味しそうで店内が賑わっていた酒と飯のひら井 徳島店へ入ってみました。
これが正解!人気メニューの骨付鶏(ひな、おや)、餃子等を注文。骨付鶏はすごく美味しかったです。お店は高速バス停から直ぐです。
ふり返ってみて
実はこの遠征途中で諦めかけたのです。GWを大分甘くみてました。
なぜかと言いますと、、剣山へ向かう道中に大歩危峡、かずら橋等の人気の観光名所があるのです。そして、剣山もリフトで途中まで上がれるので観光登山も多いのです。
ということで、大渋滞!!
登山バスは途中で運行会社が代わるため乗換が必要ですが、その時間にどう考えても間に合わないくらいの遅延でした。
しかし案内では駅のバス停から剣山までこのバスで1本のように繋いで記載されていたので、勝手にそこは連携されてて時刻表云々より遅れても乗換バスは待っているものだと思い込んでいました。。
途中運転手が他の乗客と話してるのが聞こえ、次の乗換バスは時刻通り出発すると、このバスが遅れても待たないと。えっ、じゃあどうしたら??乗換場所は何もない。
それよりはこの観光名所のバス停で降りる方が(何とかなるわけではないが人もいるので何となくどうにかなるかと思い、笑)思わず下車しました。
そこから登山口までは歩ける距離ではなかったので山小屋に事情を話し、行けないかもと伝えるとタクシーを呼んでみてはどうかと。
そして運よく確保でき(当然タクシーもこの混雑ぶりなので空き無し)。タクシーを1時間ほど待って登山口まで辿り着くことができました。
もちろん帰りも同じです!またもや連携バスに乗れず。ただ私は徳島駅からのバスの時間まで余裕があったので最悪夜ご飯が食べれないだけで何とかなるなと。
でも関東からの登山者の方たちは新幹線の時間等があって大変そうでした。特に混みそうな週末の登山バスはご注意を。
私のように公共交通機関の場合でかずら橋等の観光地も、という場合は登山とは別日が必要ですね。
今回登山バスに振り回されましたが、道中にあるかかしの里という村は、見ていてほっこり気分になり癒されました。
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