たくさんのルートがある金剛山。今回は春の花を求めてニリンソウが群生しているカトラ谷から上り、下山は初めてのツツジオ谷ルート。(2025年4月27日)
金剛山で花活
カトラ谷、ツツジオ谷ルート共に初心者向けではないです。登山経験を少し積んでチャレンジされる方も最初はルート経験者と行かれるのをおススメします。
カトラ谷ルート
では、金剛山登山口から出発。
駐車場やモンベルの店舗を左手に歩いて行きます。
千早本道登山口手前の駐車場に最後のお手洗いがあります。この後は山頂までありません。

舗装道路をしばらく歩きます。

沿道にアケビの花が。こちらは雄花。

ピンぼけ甚だしい写真ですが(恥笑)、薄ピンクの花が雌花になります。

写真の様な車止めが出てきます。この先がカトラ谷のルートになりますので横から向側へ入って行きます。
因みに右側は下山時のルート、ツツジオ谷になります。
この先登山道に標識はありませんが、よく見るとピンクリボンなどの印があるところもありますので、見落とさずに歩いて下さい。

白い花はナガバモミジイチゴ、紫はツルニチソウ、黄色はミヤマキケマン。春の花が楽しませてくれます。



滝が綺麗です。
今回カトラ谷を選択した目的は花見ですが、その一つがサバノオ(鯖の尾)、これ花の名前なんです。
見落とさないように右に左とキョロキョロしながら歩きます。

もしかしてこれじゃない??

先ずトウゴクサバノオを見つけて撮影大会。少し行くと次は。。

サイコクサバノオも見つけました!!
まさかのこんなに早くに見つけられるとは。
4月~5月に咲き、姿は全然違いますがどちらも可憐な小さな花です。西国は近畿と四国に分布、東国は宮城県以南の本州、四国、九州に分布。嬉しいことに金剛山では両方の花を見ることができます。そして鯖の尾ってなぜ?果実の形が鯖の尾ににているからだとか、だそうです。
もっと咲いているかなと期待を胸に進みます。


きれいに整備された登山道ではないです。


今回は3人での山行で、後ろから写真をたくさん撮ってもらったので豊富です(笑)。


足元には気を付けて慎重に。


しっかり道を見極めて進んで下さい。

ハコベ

フキ、ふきのとうの花。

鉄柵堰堤。左からまいて向こう側へ。

鉄柵前後にはヤマルリが沢山咲いていました。

青、ピンク、紫系の色合いでとっても可愛いです。
鉄柵を超えれば本日のもう一つのお目当て迄あと少しです。

お待たせしました、ニリンソウの群生地に入って行きます。


右も左も斜面いっぱいにニリンソウで覆われています。


急にメルヘンの世界のよう。

こちらはエンレイソウ。

右へ左へニリンソウに釘付けでまあまあな急登も気になりません(笑)。


上り切るとニリンソウの広場のようになっています。
山頂のようにベンチなどはありませんが、せっかくなので花を眺めながらのランチにします。

この日は見ることができませんでしたが花びらが緑色のニリンソウがあるそうです。他の日に見た方の写真を見ると本当に葉っぱと同じ緑の花びらをしたニリンソウでした。来年のお楽しみにします。
では山頂まであと少しですが、、まだひと登りが待ってます。



ミヤコアオイ。葉っぱが映ってないのですが、ハート形の葉っぱで花は地面に着くように根元で咲いています。

ミヤマカタバミ

カトラ谷ルート終了です!ここから山頂の広場目指して歩きます。

広場はどこも沢山の人で賑わっていました。
今回は、ここから一旦もみじ谷ルートへサバノオ探索に向かいます。
もみじ谷ルート散策
もみじ谷ルートへの入り口は、売店と社務所の間から入って行きます。
もみじ谷ルートは水越峠登山口へ続くルートです。しかし水越峠登山口へ下山してしまうとバスがありません。今回は途中まで行って戻ります。このルートも整備された登山道ではないですが、今回私達が下りた辺りまではルートが分からない、という箇所はなかったです。

これが目印。


登りでスタート。

コガネネコメノソウ。ネコメノソウも沢山種類がありますね。

どんどん下って行きます。

またニリンソウの群生が!


カトラ谷の方には及びませんが、それでもかなりの群生地で咲き乱れていました。
そしてさらに下りて行くと。。

トウゴクサバノオを見つけました。沢山咲いている!


とにかく小さいので撮影が大変。

ネコメノソウ、の何か。下はヨゴレネコメノソウなのか??
サバノオ観賞を満喫したので山頂へ戻ります。


結構下りてきたので、上り返しが大変。(笑)
約1時間程もみじ谷ルートを楽しみ山頂に戻りました。
ツツジオ谷ルート
千早本道登山口への方へ、の登山道を行きます。
するとまさかの

もみじ谷ルートまで行ったのに、こんな山頂辺りにもサバノオが。。

こちらはカテンソウ。

千早本道方面への登山道からのツツジオ谷ルート取付きに向かいます。

ここからツツジオ谷ルートに入ります。スルーしてしまっても千早本道で下山するだけなので問題はありません(笑)。


最後に西国の方も見れたのに、、どれもピンボケの写真でした。(泣)
ツツジオ谷ルートは足元気を付けて下山ください。



谷をずっと下って行きますが、途中山の中へ入ったり。
やはりこちらのルートは中級者向けかな。




この辺りで一ノ滝を過ぎたようです。

アオキ

ミヤマキシミ
最後まで色んな花に癒されます。




この辺りに腰折滝があるはずですが、気付かずスルー。
ツツジオ谷で上りの場合は、この丸太の手前でツツジオ谷とタカハタ谷ルートとの分岐になるようです。ツツジオ谷を上りで利用する場合は丸太を渡って進みます。


もう少し。


登山口に到着。
右手のガードレールに手書きで表記されてました。

カトラ谷もツツジオ谷もアドベンチャー的で楽しいルートでした。

今回約10年ぶりのカトラ谷。当時は何の花とか興味もなく歩いてましたが、クリンソウの群生に出会ってました。


アクセス
こちらのアクセスをご参照ください。
ただし、今回のルートの場合バス停は金剛山ロープウェイの一つ手前の金剛山登山口になります。
そして帰りのバスはロープウェイ前出発なので登山口前に来る時点ですでに席はなく、立ち状態の可能性が高いです。
因みに車で9時頃到着すると金剛山登山側は満車でした。
ルート
金剛登山口バス停 ⇒ 千早本道登山口 13分 ➾ タカハタ谷分岐 33分 ➾ カトラ谷出合 1h20 ➾ ニリンソウ群生地 ➾ 山頂
コースタイム: 約2h10 約3km
山頂 1h ➾ 一ノ滝 25分 ➾ 腰折滝 20分 ➾ タカハタ谷(ツツジオ谷登山口) 10分 ➾ 千早本道登山口 6分 ➾ 金剛山登山口
コースタイム: 約2h 約3km


もみじ谷ルートはこんな感じで歩きました。

下山後のお楽しみ
金剛山登山口バス停から千早本道登山口の辺りにある金剛山 山の豆腐。
いつもロープウェイ前の登山口へ下山するので、初めて立寄ることができました。


ソフトクリーム!と思っていましたが、どうも豆乳系とかではなさそうだったので、千早赤阪村のいちごを使ったイチゴ豆乳シェイクを購入。

イチゴ感は控えめでしたが、豆乳が濃く美味しかったです!
この日は暑かったので豆腐を持って帰るのは微妙かなと思い購入断念。ぜひ次回は買ってみたいです。

本日のおやつ

アコメヤのゼリー580円。
登山のご褒美にちょっと贅沢おやつですが、とっても美味しいです👍
ブラッドオレンジ以外にも白桃や巨峰などもあります。
暑い時期は登山のおやつにはゼリーなんかが食べやすく喉も潤せおススメです。
☝こちらもぼちぼち投稿してますので良ければ見て下さい。
コメント