四季折々で楽しめる京都府相楽郡にある標高289mの笠置山(かさぎやま)。奇岩、怪石の行場巡りを楽しめます。(2025年3月14日活動)
笠置山
行場巡り

そもそも笠置山ってどの辺り?
笠置町は奈良県との県境にあり、町の中央を木津川が流れています。三重県の亀山行きの電車で行くのですが笠置駅から3つ先は三重県になります。
加茂から笠置への電車は可愛らしくて、車内も和柄の日本手拭がぶら下がっていたりしました。


改札を出ると、

何だろう?

太平記に描かれた元弘の乱、笠置山の戦いのジオラマだそうです。
簡単に言うと、鎌倉幕府を討幕しようとする後醍醐天皇側と、幕府軍の戦いです。(簡単すぎ?笑)
駅を出て右手にお手洗いがあります。
では出発。

駅を出て左手の方へ進みます。

橋を渡り進みます。

枯れた樹にとって付けたような緑の丸々。
これって他の木に寄生して成長するヤドリキでしょうか。

突き当りを右へ。

そのまま直進。

笠置山は古くからの修験道場、信仰の山。花崗岩から成る山中には奇岩や怪石が数多く、神秘的なムードを高めます。
昭和7年に国の史跡名勝の指定を受け、昭和39年に府立自然公園となったそうです。


登山口に到着。
塗り直しも手を汚さずに簡単に出来るので、私の必需品です。 |



まぁまぁな傾斜だな(笑)

階段を上り切ると、いよいよ山の中へ。

登山道は分かりやすく歩きやすいです。

とは言え、地図の携行やアプリのGPSは忘れずに。


三猿の教えは、正しく見る、正しく言う、正しく聞くと言うことが出来ないのであれば見ざる、言わざる、聞かざるでいるべきと言うことなのかな。なるほどですね、難しい。



緩やかに登っていきます。

階段を上り切ると

東海自然歩道との分岐に到着。

左へ。


階段を上がったところ左手にはキジ料理で有名な松本亭が見えています。リサーチ不足で知りませんでした。珍しいので次回是非食べてみたいです。
車の場合は駐車場から歩いて、写真の右手の方から来てここで合流します。

笠置山の山頂と一般的に知られているのは笠置寺の中に位置しているのですが、三角点は柳生方面へ東海自然歩道で往復約3km、約1h30弱になります。

因みに三角点とは、こんな物です↓

三角点とは地図作成のために設置されたのが始まりで、緯度・経度が正確に求められています。標高が最大の地点に設置されていることが多いので山頂=三角点と思っていましたが、視野上、安全上の都合で山頂とは少しズレていたりするそうです。

あともう少しで笠置寺。


笠置寺到着。

笠置寺は巨石をご本尊とする寺で、弥生時代には岩そのものが神となり平安時代以降弥勒信仰の聖地となった。また山岳信仰の修行場となりました。
春を呼ぶ風物詩と言われる東大寺の二月堂で行われる「お水取り」の起源と言われる正月堂がここ笠置寺にあります。因みにお水取りとは日々の過ちを十一面観音菩薩に懺悔するという法要だそうです。
では、拝観順路に沿って進みます。

平日だからか無人なので自分で箱を開け拝観料を入れておきます。


熱中症予防に! |

ここから修行場巡りが始まります



全体図は上のような感じになっています。

いきなり巨石、薬師石。

左が先ほどの薬師石、右が文珠石、そして真ん中に挟まっているのが笠置石(かさおきいし)。

「十三重石塔」と「弥勒磨崖仏」
巨石に彫られた笠置寺本尊仏、3度の火災によって輪郭だけになっていますが15mもある姿は圧倒されます。



順路に沿って進むと、

「伝虚空蔵磨崖仏」
弘法大師が一夜にして彫られたと言われています(が実際には渡来人の作のようです)。
記憶力のご利益があるそうですよ。


「胎内くぐり」
行場へ入るために身を清める滝がない代わりに、ここをくぐり抜けることで身を清めます。


「太鼓石」
左の被さっている石の下の丸くなっている辺りを叩くとポンポン音がするそうです。叩き損ねました(泣)。


結構下っていきます。


雲海見てみたい。しかしここに早朝到着は公共交通機関の身としては無理な話、残念。


「ゆるぎ石」
元弘の乱で下から攻めてくる幕府軍に対して弓矢で戦っていたけども、武器が尽き、石を武器として落としていたそうです。その名残がこのゆるぎ石。
実はこれ、石の右先の尖ったところを押し下げるとゴトゴトと揺らす事ができます。が、多分コツを掴めば簡単なんでしょうが、何度やっても私はびくとも動かせませんでした(泣)。

続きまして、「平等石」。
でかっ!古くは行道石と呼ばれ、石の割れ目を通り、石の周りを周回する事が修行だそうです。

横に階段があるので登ってみます。

木々が多くて視界を遮られる。。

「蟻の戸わたり」
この石の割れ目を進みます。蟻の門渡り?調べてみるとどちらの表記も使われてますが、一般的には門のようです。山の尾根の切り立った崖などの細い道。修行の場となったりしている所。
有名なのは戸隠山の上級者ルートの蟻の塔渡り(ここは塔の字)。因みに六甲山には山羊の戸渡りなんてのもありますよ。

本当に巨石があちこちに。


「二の丸城跡」
後醍醐天皇の仮皇居ではあったものの築城はされず、山頂の行在所跡を一の丸とし、一段下のこの辺りを二の丸としたそうです。
東屋があるので休憩もできます。そしてここからの景色も最高。

ここ笠置山自然公園はさくらの名所100選の一つです。自然公園内には入らないけど、ここから見ると木津川河川敷や対岸の山肌も桜と思われる木が沢山あります。想像するだけで満開時はすごい景色が見れそうとワクワクします。是非来てみたい!
ちなみに京都で他に100選に選ばれているのは醍醐寺、御室桜(仁和寺)、嵐山です。

先に貝吹き岩の方へ。

「貝吹き岩」
元弘の乱で、合図や士気を鼓舞するためにこの岩の上で法螺貝を吹いていたと言われています。また修験者がこの上で法螺貝を吹いていたとも言われています。

ここから見ても桜の木が木津川沿い、山肌にあり、満開時の凄さを想像させられます。


「もみじ公園(宝蔵坊跡)」へ下りて行きます。


かつて宝蔵庫だったところが今はもみじ公園となっています。
確かにもみじの木が沢山、約80本とか!桜と同じようにこちらは秋には紅葉でものすごく綺麗なんだろうと想像できます。夏の青もみじも綺麗でしょうね。
紅葉時期はライトアップもされるようですよ。

最後に「行在所跡」へ。

行在所とは、天皇が都を離れ地方で滞在するときの仮の御所のことだそうです。
政治改革に失敗した後醍醐天皇が京都御所から逃れてきた場所。そのため北条方が攻め入り笠置山にあった49の寺が焼失したそうです。


なかなかの階段を登り切ると上の門の前に出ます。後醍醐天皇行在所跡。実際は山中のどこにいらしたかは不明のようです。
後醍醐天皇の歌碑があります。「うかりける身を秋風にさそわれておもわぬ山の紅葉をぞ見る」都にいる身のはずがまさかこんな地にいるとはと我が身を悲しみ詠まれたのでしょうか。。?
ザックに入れて持ち歩いています。 |
これで行場巡り一周が終了。色んな巨石と歴史溢れる場所で楽しかったですが誰かいたほうが修行は楽しかったかも。あともう少しお勉強してから巡れば良かったと後悔。

戻ります。
帰りも同じルートで下山します。

今回はちょうどユキワリイチゲの季節なので、花活へ。

駅へはこの郵便局で左へ。花活の木津川へはこのまま直進です。
ユキワリイチゲを探しに
本日のお目当ての花活に。
春に咲くスプリングエフェメラルの一つユキワリイチゲを見に行きます。スプリングエフェメラルについてはこちらの記事をご参考に。
登山口から駅への分岐を通り過ぎ、木津川の方へ。


木津川の河川敷へ。

笠置橋。
線路沿いの川岸が生息地です。見つける楽しみもあるので明記はしませんがおおよそこの辺りです。

私は行った時期が少し早かったのでまだまだ蕾状態でしたが、それでも可愛い花が見れました!



この花独特の紫色が素敵です。

2026年の満開のタイミングで行った友人の写真はというと、、


一面満開、羨ましい。
この先を行くと川沿いに大小の岩が点在しており、笠置ボルダーと呼ばれるボルタリングの聖地があります。


初心者から上級者まで楽しめる120のルートがあるそうです。この日も何人かが石に挑まれてました。
ルート
笠置駅 6分 ➾ 笠置山登山口 30分 ➾ 笠置寺(行場巡り1周800m 約40分)30分 ➾
笠置山登山口 6分 ➾ 笠置駅
コースタイム:約1h40
【花活】笠置山登山口 5分 ➾ 笠置橋 河川敷

アクセス
①JR大阪駅 8:27発 → 加茂駅 9:34着
大和路快速線
②加茂駅 9:40発 → 笠置駅 9:47着
関西本線
約1時間半 1170円
①笠置駅 14:26発 → 加茂駅 14:34着 関西本線
②加茂駅 14:43発 → 大阪駅 15:52着
笠置駅発加茂行きはは1時間に1本の運行でした。
※交通機関の時刻、料金等は都度ご確認下さい。
下山後のお楽しみ
下山後は事前にチェックしておいた Doors Coffee Roasteryへ。駅に戻る途中にあります。


お店の中もいい雰囲気。
メニューは迷いましたが、、黒豚ドッグに。

ソーセージはもちろん、パンも美味しくボリュームもあり大満足!
せっかくなのでデザートも(笑)

バスクチーズケーキ、これもとっても美味しい。抹茶バージョンもありましたよ。
肝心のコーヒーが写真にないですが、コーヒーも気に入ったので手軽に山でも飲めるドリップをいくつか買って帰りました!
本当に雰囲気も味もオススメのカフェです。
☝こちらも見て頂けたら嬉しいです。ブログにはない山行写真もあります。



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