槍ヶ岳(北アルプス)

登った山から見えると嬉しい富士山と槍ヶ岳。

見るだけで満足の槍ヶ岳。だったはずが、やはり登ってみたくなりまたした。

競争率の高い?上高地のバス、小屋の予約を勝ち抜き(笑)槍の穂先を目指します。
(2025年8月22日〜24日)

槍ヶ岳

鋭い岩峰の姿から「日本のマッターホルン」とも呼ばれる標高3180m、日本で5番目に高い山。飛騨山脈の南部に位置し、中部山岳国立公園内にあります。日本百名山、花の百名山に選ばれている登山者なら一度は登ってみたい山の一つになります。

トンガリの頂を目指して

1日目 先ず槍沢ロッジへ

大阪から夜行バスで早朝5:20に上高地バスターミナルに到着。すでに沢山の登山者でバスターミナル周辺は賑わっています。

ベンチやテーブルも沢山あるので、ここで朝食を食べたり、出発の準備をします。

まだ登山届を提出していない場合は、お手洗い手前の建物で届出ができますので、お忘れなく。

写真の左奥、木に囲まれているのがお手洗い。

まやっコ
まやっコ

寄付金100円のご用意を忘れずに。とっても綺麗で有難いお手洗いです。

準備をしている間にも東京、名古屋、駐車場等々から次々とバスが到着します。
大半は登山者ですが、観光の方も多いです。

今回のコースは王道の槍沢ルートで2泊3日の山行です。

1日目は槍沢ロッジ迄、コースタイム4時間半程。なので全く急ぐ必要もないのでのんびりスタート。

バス停からすぐの所に水飲み場があります。

今回のコースは給水できる箇所が多いので助かります。(とは言え、何があるか分からないのでしっかり持参して下さい)。

先ずは河童橋へ。平坦な道です。

憧れの景色、河童橋と穂高連峰!

そして振り返ると、

後ろには焼岳。

あっちもこっちも登ってみたい。

暫し景色を楽しみ、出発。

小梨平キャンプ場。

ベアベル、熊に人の存在を知らせます。

上高地も毎日どこかで熊の目撃情報がありました。


私も使用しています。音が良く響き、消音が簡単です。

明神岳が綺麗に見えます。

明神に到着

山小屋明神館

この小屋の周辺にもたくさんベンチやテーブルがあるので、こちらで朝食を食べるのもオススメです。

涸沢・横尾方面に向かいます。

ここからは道もこんな感じで少しアップダウンもあります。観光で散策される方もスニーカーがオススメです。

明神岳、前穂高岳。

歩くこと約50分程で先ず徳沢ロッジに到着。

過ぎるとすぐに綺麗なお手洗い。(協力金の小銭のご用意をお忘れなく)

そしてさらに少し進むと、

いかにも山小屋って感じ。一度は泊まってみたい憧れの徳沢園

小屋に併設されているみちくさ食堂の中はこんな感じ。

奥にショップもあり、心惹かれるオリジナルの雑貨が売られています。お買い物は下山までお預け(笑)。

テント場には沢山のテントがありました。

すでに朝ご飯にお握りを食べていたのですが、せっかくなのでトーストを食べたい!欲張りなので半々の蜂蜜&ブルーベリー。

そして、登山者の憧れ?徳澤園と言えば、のソフトクリームが入ったコーヒーソフトまで付けちゃいました。

どちらももめちゃ美味しい!下山後のお楽しみを登山前に消化してしまいました。

小川の水も透明、水鳥が何羽か泳いでました。

絶景を満喫しながら横尾へ向かいます。

横尾山荘に到着。

この写真の手前で山岳遭難防止常駐隊、県警の山岳遭難救助隊と思われる方々から、登山計画は提出済か、どこに向かうのかと質問を受けました。最近の遭難多発防止のためかな。

横尾山荘前は大賑わい。

ここで涸沢・穂高方面、蝶ヶ岳、そして槍ヶ岳とに分かれます。

涸沢・穂高方面はこの橋を渡っていきます。

槍ヶ岳へは横尾山荘前を通り過ぎて進みます。

ここからいよいよ本格的に登山が始まると気を引き締めて進みます。

今日の宿、槍沢ロッジまではコースタイムで約1h30。

横尾を過ぎると梓川から槍沢に名前が変わります。

まやっコ
まやっコ

ここまでの道中を彩っていた花々たち

左上:オオカメノキ(大亀の木) 右上:ヤマハハコ(山母子)
左下:ノコンギク(野紺菊) 右下シラタマノキ(白玉の木)

左上:センジュガンピ(千手岩菲) 左下:トリカブト(鳥兜)
右下:タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)


登山中いつ落とすか分からないのでサコッシュやザックに付けておくと安心。伸びるので写真撮影の邪魔にもなりません。

二ノ俣。ルートは樹林帯と槍沢の河原沿いを交替に歩く感じが続きます。

ミドリヒョウモン

オレンジの蝶が。ミドリヒョウモン?

オレンジなのにミドリ?後翅裏側に白と緑色の帯があるためこの名前だそうです。

普通山に入ると標高を上げていくため、横を流れている川は次第に下の方に見えてくるはず、、

結構歩いてきて、梓川が少し目線から離れてきたと思ったらまたスタートに戻ったかのように真横に(どういうこと??)

と思っているうちに、、えっ!

1日目の宿泊地、槍沢ロッジまであと少しって。。登ってないのですが。

最後の階段を上がり切ると、、

到着!

お楽しみのランチ。事前リサーチでは山小屋なのにガパオライスがあるらしい。

是非食べたい!が、SOLD OUT(泣)

シェルパカレーも同じく終了とは(泣)

と言うことで、ブラックキーマカレーと牛丼に決定。

ご飯が槍盛りになっている。

カレーは結構スパイシー、とっても美味しかったけど一つはお口休めに牛丼にしておいて良かった(笑)。

宿泊の受付を済ませて、荷物を置いて外に出てみると、

興味を引くものが。

ブランコはハイジのそれとは違いますが、揺れ具合も良く楽しかったです。

は望遠鏡の先の方向に目をやると、

槍の穂先が見える!

そして望遠鏡を覗いてみると、なんと山頂の人が見えてびっくり!写真は到着時と出発前の朝槍です。

2日目 槍ヶ岳へ

今日はお昼頃には曇る予報のため、何としても午前中に槍の穂先を目指したい。

と言うことで5時に出発。

昨日までとは変わって、最初から上りスタート。

槍見岩。あれが槍なわけないよね??どうもこの岩に登れば槍の穂先が遠くに見えたとか。

ホツツジ(穂躑躅)、花の形状が面白いです。

槍方面と岩に印が。

サラシナショウマ(晒科升麻)。甘いジャスミンのような香りがしたそうなのですが、香りを楽しむことなく過ぎてしまいました。知らないと損をする(筈笑)。

ババ平に到着。槍沢ロッジの所にテント場はないのでテント泊の方は1日目ここまで来ることになります。

受付はロッジの方で済ませるようです。

水場、お手洗いあり。

テントの中の方達のお邪魔にならないよう通り過ぎます。

正面に見えるのは憧れの表銀座縦走路から槍に向かうルートの東鎌尾根です。

この先左に巻いていくのが大曲になるのかな。

矢印通リに。

水越乗越との分岐、大曲まで来ました。

王道の槍沢ルートを行くので、このまま槍ヶ岳方面へ進みます。

先ほど正面に見えていた東鎌尾根から槍ヶ岳を目指す場合はここから水俣乗越へ。

大曲を過ぎると斜面が広がり上りがキツくなってきます。

トリカブトなど、お花畑が広がっています。長い登山道の中で癒されます。

枯れた沢を渡る曲沢は道迷いが多いらしく、ペンキマークをいくつも付けて下さっています。

天狗原の分岐に到着。

天狗原方面は南岳の方へ向かいます。下山時はお天気が良ければここから往復約1h程で行ける天狗池まで行き、逆さ槍を見に行く予定。

今はこのまま槍ヶ岳へ。

正面に見えるごつい岩はツバメ岩?

ここを出るとグリーンバンドと呼ばれるハイマツ帯になります。

ナナカマドが紅葉する季節に是非来てみたい。

滝見岩。天狗原の向こう、中岳方面に滝が見えたようです。

とうとう見てしまいました。登山道に熊の糞。前を歩いていた方がこれは割と新しいなと。。

改めて本当に熊がいるんだと、話していると。下の方から何かを叫んでいる声や、
笛の音が聞こえ何事かと思ったら、、先ほどの天狗原への斜面に熊が!
そしてその少し下を歩いている人が。

その人は熊に気付かず歩いていて、他の登山者達が大声で知らせてます。気付いた登山者も分岐まで戻ってきました。熊はそのまま斜面の向こう側に歩いていき何事もなく良かったです。

登山道で出くわさなくて本当に良かったです。

上:イワツメクサ(岩爪草)、下:コウメバチソウ(小梅鉢草)

右が大喰岳、そして南岳から穂高への主稜線。

グリーンバンドの上部にやってきたところで右手を見ると、もしやあれは槍?

やっとお目見えしました。槍沢ルートは槍なしでここまで登ってこなくてはいけません。
なので本当にテンションが上がります!

ここから石にペンキで山荘までの距離が記され始めました。励みになります!

気分的に槍が見えたらあと少し、と思いますが、ここから長くて遠い道のりの始まりです(笑)。

こんな感じでガレ場が続きます。

チングルマが所々で岩場を赤くしてます。


登山中の塩分、ミネラルの補給にはもちろんですが、普段のおやつにもおすすめです。沖縄物産展で購入してハマりました。

ヒュッテ大槍への分岐。ヒュッテ大槍は槍ヶ岳で1番最初に出来た小屋で、1番槍ヶ岳が綺麗に見える小屋らしいです。次回はこの宿に泊まってみたい。

分岐から少し上がると、播隆窟に到着。

播隆窟は別名坊主岩小屋。1826年槍ヶ岳に最初に登頂を、開山した播隆上人がここに泊まっていたそうです。そして少しでも多くの登山者が登頂できるようにと、貴重な鉄の鎖を取り付けるために奔走されたそうです。

洞窟辺りから正面に穂先が見え始めました。

チシマギキョウ(千島桔梗)

ウラジロダテ(裏白蓼) 可愛い色をしています。

振り返ると手前が赤沢山、奥が常念岳かな??

坊主岩小屋で下山されていた方に槍が見えたここからが長いよ~と言われましたが、本当になかなか近づかない。

殺傷小屋の分岐に到着。あともう少しかな(苦笑)。

槍ヶ岳

大迫力。気持ちは早く辿り着きたいけど、足が重い。

東鎌尾根を行く登山者も見えます。

花の写真を撮りつつ休憩。でも本当にキツイ道中花には癒されます。

振り返ると殺傷小屋が大分小さくなってきました。

あと200!

もう間近。

最後の階段、ビクトリーロードの気分。

ようやく到着しました!!お疲れ私。

晴れている間に穂先へ行きたいので、到着早々休まず準備します。

列になって登るのも嫌だけど、誰もいないなかで登るのも不安。丁度2人組が向かったのでその後に続きました。

では出発。写真を拡大してもらうと、青いTシャツが私です。

穂先(大槍)の左奥にある小さなトンガリ、「♪アルプス一万尺小槍の上で~♬」で有名なあの小槍です。え、子ヤギじゃないの?と思ったのは私だけ(恥笑)。

大槍に取付き登り始めたら一旦小槍との間の裏側に周ります。そこからまた表に出てきます。

小槍の方はロープ確保が必要なクライミングになるので難易度が高いです。この日も熟練者の方々が登られてました。

まだ登り始め。

白いペンキで◎や×といった具合にマーキングされているので、見落とさないように慎重に行きます。

小槍との間の裏側です。足元が安定しているので写真を撮ってみました。

梯子や鎖の連続です。

梯子は前の人が登り終えるのを待ってから。この待ちで緊張が途切れそうになるので注意。

いよいよ最後の梯子の連続。先行者が登られたので行きます!

無事登頂!

山頂は混雑していなくて良かったです。

まさかこの槍ヶ岳の標識を持つ日がくるとは、自分でビックリ。

槍ヶ岳山荘。

小槍をクライミング中の人達。

山頂からは360度の絶景です。北アルプス全域、南アルプス、八ヶ岳、富士山も見えるそうです。

この日は青空でしたが雲がモクモクでした。

去年縦走した黒部五郎に、奥が薬師岳かな??

穂高連峰。左奥が前穂高、正面が奥穂高、右のキレキレがジャンダルム。

山頂に15分程いたのですが、ずーっと眺めていたかったです。

山頂は思ったよりは広かったですが、それでも狭いので団体さんとかと被らなくて良かったです。

下山開始。高度感満載。

午後からはツアー客が何組かあったりでやはり穂先へは渋滞するくらいの人になっていました。

早目に登って正解でした。

まやっコ
まやっコ

見つけられます?必死で下りてる青T(笑)

無事下山。楽しかった!

そのまま西鎌尾根へのルートを散策。

こちらからも登山者がやってきます。私も歩いてみたいルートです。

山荘周辺にはトウヤクリンドウ(当薬竜胆)が沢山咲いていました。

槍を裏から見ると違った印象を受けます。

驚いたことに槍が尖ってない。どこから見ても槍は尖ったシルエットかと思ってました。見る角度で違うのですね。

テント場、そして西鎌尾根からや穂高へのルート方面へ散策。

イワベンケイ(岩弁慶)が紅葉しています。

花の百名山とはいえ、花盛りには遅いので諦めていましたが、まだまだ花が咲いていて嬉しいです。

散策を終え、小屋に入り受付を済ませランチタイム。

ご飯を槍盛りしたカレー等もありましたが、ラーメンに。

美味しかったです。

そして今回の楽しみの一つ槍ヶ岳山荘名物?のスイーツ!3000m超の小屋で手作りスイーツが食べれるなんて。楽しみ過ぎます。

販売開始時間前から長蛇の列。

レアーチーズか槍モンブランか。。やっぱり槍モンブランかな。

こちらは限定3つ(だったかな?)

レアジョッキプリン。めちゃデカい!!

焼き菓子もあります。本当にここは山小屋?

小屋の外の特等のカウンター席で美味しいデザートを頂きます。最高のご褒美。

その頃槍は。。

やはりガスに包まれ始めました。

しかし続々と到着してきた登山者達が、ガスの中の穂先目指して登って行きます。

夕食までは寝床や談話室でのんびりし、夕食後は夕陽を拝みに再び小屋前の特等席へ。

自炊の方々が夕食を楽しんでいます。

しかしここのテント場はすごい。写真の真ん中辺りにテントが見えます?あんな不安定な岩場にテントって。きっと私は心配で寝れない。

山頂には夕陽を待つ人達が沢山います。

一瞬の切れ間に期待しましたが、この日の夕焼けは無しでした。残念(泣)。

星空も期待できないかなと思いながらも諦められず、また外へ出てみました。

槍ヶ岳

星が出てる!!

夜の穂先へ登る登山者がいます。星空にさらに近づき、きっと絶景でしょうが暗闇の中登る勇気はありません。

テントにも明かりが点いてます。

天の川も見れました。この遠征の直前に新しいiPhone(iphone PROではないですが)に変えたら、星空も写真に一応収めることができました!

3日目 下山

朝日を見るために4時起床で準備を整え、4時半に外に出ると、

すでにご来光を見に穂先に登っている人達がいました。

富士山。

夕陽も星空も楽しみですが、やっぱり日の出を待ち望むこの瞬間が一番ワクワクします。

同じ思いで皆待ち望みます。

ここでこの景色を見れたことに感謝。

今日は一気に上高地まで下山なので早目に下山開始。

上りと同じルートで下山です。

朝日を浴びて綺麗。

振り返るといらっしゃる。

ここで槍ヶ岳山荘も見納め。

足元には気を付けて下ります。

段々小さくなっていきます。名残惜しいので何度も振り返り写真を撮る。(笑)

とうとう最後の穂先。何度見ても格好いい!

本当は天狗原の分岐から天狗池へ逆さ槍を見に行く予定でしたが、、昨日熊を見てしまったので諦めました。

お天気的には絶好の逆さ槍日和に思えたので残念。

どんどん下りて行きますが、お天気が良くてアルプスなのに暑い!

ババ平に到着。

槍沢ロッジに到着。最後の槍。

槍沢ロッジのベンチで休憩。槍ヶ岳山荘の朝食のお弁当、ちまきを頂きます。

結構な大きさで、中には具も入っていました。

同じく山荘で買った焼き菓子、ブルーベリーチーズケーキ。美味しい!!

お腹も満たされ、お水を補給させていただき、出発。

横尾山荘に到着。週末なので昨日よりさらに多くの登山客で賑わってました。

今からスタートの人が羨ましい。

ここまで来ると、終わった感が。そうなると横尾から上高地までの道のりがただ長い。(笑)

この後の徳澤園でのランチだけが楽しみ。なので朝食の弁当は二人で半分にしておきました。

徳澤園に帰ってきました。昨日と違って観光客の方も沢山いてすごい人でした。

4種のチーズとはちみつのピザと野沢菜チャーハン。どちらも本当に美味しかったです。

そしてデザートにはまたまたコーヒーソフトを頂きました。

徳澤園のランチで締めくくれ大満足。あとは上高地のバスターミナルまでひたすら歩くのみ。

あっという間の槍ヶ岳登山、もう一度別のルートからまたチャレンジしたいです。

ルート

YAMAPより
1日目

上高地バスターミナル 7分 ⇒ 河童橋 45分 ⇒ 明神 50分 ⇒ 徳澤園 1h5分 ⇒ 横尾山荘 45分 ⇒ 槍見河原 50分 ⇒ 槍沢ロッジ宿泊 
コースタイム:約4h25 14㎞  のぼり581m

まやっコ
まやっコ

見ての通り標高を稼いでないので楽々の1日目。

2日目

槍沢ロッジ 35分 ⇒ ババ平テント場 30分 ⇒ 大曲(水俣乗越分岐) 1h50分 ⇒ 坊主岩小屋 1h20分 ⇒ 槍ヶ岳山荘 ⇒ 槍の穂先往復 1h ⇒ 槍ヶ岳山荘宿泊 
コースタイム:約5h 5.3㎞  のぼり1372m

まやっコ
まやっコ

時間と距離だけ見ると騙されます。昨日上らなかった分、激上りです!

3日目

槍ヶ岳山荘 1h分 ⇒ 坊主岩小屋 1h20分 ⇒ 大曲(水俣乗越分岐) 25分 ⇒ ババ平テント場 20分 ⇒  槍沢ロッジ 1h20分 ⇒ 横尾山荘 1h ⇒ 徳澤園 50分⇒ 明神 45分 ⇒ 河童橋 7分 ⇒ 上高地バスターミナル 
コースタイム:約7h15分 19㎞

まやっコ
まやっコ

私は槍沢王道槍沢ルーでしたが、それ以外のルートも簡単にご紹介

まやっコ
まやっコ

先ずは飛騨沢ルート、岐阜の新穂高側からです。

新穂高ロープウェイ温泉駅➾右俣林道➾3つの沢越え➾槍平小屋(約4h半)➾千丈沢分岐➾飛騨乗越➾槍ヶ岳山荘テント場➾槍ヶ岳山荘 

コースタイム:約8h 約12.9㎞

飛騨沢コースは登山経験もあり、健脚者の場合1日で槍ヶ岳まで行く1泊2日の方も多いようです。
大雨の際は増水で沢の渡渉不可になるそうなので天候をよく確認しておく必要となります。
槍平小屋のHPでも情報を発信されているようなので確認できるようです。

まやっコ
まやっコ

同じく新穂高側からの西鎌尾根ルート

新穂高ロープウェイ温泉駅➾左俣林道➾➾わさび平小屋➾鏡平小屋(約5h)➾双六小屋(約7h半)➾西鎌尾根(樅沢岳~左俣岳~千丈沢乗越)➾槍ヶ岳山荘

コースタイム約12h半 約18.3㎞

西鎌尾根はアップダウンでザレ場、鎖場もあるルートです。ヘルメット着用が望ましいと思われます。黒部五郎岳の縦走や裏銀座から槍ヶ岳へさらに縦走される方々もいます。

双六小屋までの道のりは逆になりますが、こちらをご参考に☟

まやっコ
まやっコ

最後は憧れの表銀座ルート

中房温泉登山口(松本から電車とバスを乗継)➾合戦小屋➾燕山荘(約4h半)➾燕岳➾燕山荘➾大天井岳➾大天荘➾大天井ヒュッテ(約10h)➾赤岩岳➾西岳➾ヒュッテ西岳➾水俣乗越➾東鎌尾根(水俣乗越から大曲の分岐へ下りて槍沢ルートへ合流もあり)➾ヒュッテ大槍(大天井岳ヒュッテから約5h)➾槍ヶ岳山荘

コースタイム:約16h 約19km

健脚なら大天荘や大天井ヒュッテで1泊、槍ヶ岳周辺で1泊の2泊3日ですが、標準的には3泊4日の方がコースを楽しめるのではと思います。東鎌尾根はヘルメット着用地域で梯子場や鎖場が多数ある岩場でこのルート最大の難所になります。水越乗越から槍沢ルートへエスケープもできます。

山と渓谷より

山小屋

今回利用した槍沢ロッジと槍ヶ岳山荘はこちらの☟同じ槍ヶ岳山荘グループの小屋になります。

槍沢ロッジ

槍沢ロッジの一番の特徴は、

お風呂。もちろん湯舟だけですが、汗を流すことができます。山小屋でお風呂に入れる体験もあまりないのでいいですよね。(という私は利用してませんが)

玄関に荷物置きの棚があり、自己責任で名札を付けてそこに余分な荷物を置いて行けます。入浴時用に余分に持参した着替えとか置いて行くことも可能かなと思います。

まやっコ
まやっコ

夜ご飯はこちら

メインは鶏のから揚げ。美味しかったです、他にも写真の通りおかずがありお腹いっぱい。

槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳山荘で一番気に入ったのは本文内に写真を載せてましたが、小屋前のカウンター席。

穂先を眺めながらずっと座っていられました。

まやっコ
まやっコ

槍ヶ岳山荘の夜ご飯は

メインは酢豚で、焼売にデザートのごま団子。

朝食代わりのお弁当は中華ちまきと中華三昧でした。

まやっコ
まやっコ

お楽しみの一つでついつい買ってしまう山小屋グッズ

シーズンも中盤以降になっていたのでTシャツは品薄状態、、このTシャツも希望より1サイズ大き目だけど買っちゃいました。

鈴木とも子さん(ご自身の登山体験のコミックエッセイを出版されている)デザインTシャツも大人気でした。

あと、ステッカーはスマホの裏に入れていつも槍ヶ岳に思いを馳せてます(笑)。

ピンクのキーホルダーは徳澤園でザックにぶら下げように購入。

ドリップコーヒー。それぞれに書かれたイメージのような味わいで美味しかったです。

アクセス

上高地直行高速バス

往路:大阪(阪急三番街)21:30発 → 京都駅 22:50発 → 上高地バスターミナル 5:20着

復路:上高地バスターミナル 16:10発 → 京都深草 21:31着 → 大阪(阪急三番街)22:15着

アルピコ交通さわやか信州号

料金設定は13000円〜19000円ですが、7月中旬〜10月中旬は9月初めを除き19000円になります。

槍沢ルートで1日目槍沢ロッジならば、下の逆で松本まで夜行バスで松本から上高地のバスでも十分時間はあり、バス代も安くなりますね。

まやっコ
まやっコ

今回は下山後上高地で1泊したので帰路は下記のようになりました

上高地(バス)→新々島駅(電車)→松本駅 アルピコ交通バス 
予約制 3710円

松本バスターミナル 22:30発→大阪梅田 7:11着 夜行バス 7300円

下山後のお楽しみ

今回は下山後に上高地で1泊し、上高地を満喫。

オススメの宿

上高地のホテルはどれも素敵ですが、高い!しかし検索してみると登山者の前泊後泊に山小屋価格で泊まれるお宿がありました。

場所は河童橋を渡って2、3分。上高地西糸屋山荘の別館です。

おすすめポイント

☆別館にお風呂はないですが、本館のお風呂を利用出来ます。

☆個室で2段ベットが2つ、4人で1部屋にテレビもある和室が付いてます。

☆繁忙期はわかりませんが、男女別に部屋割り、3、4人グループだと同じ部屋になるようです。

☆本館の喫茶室では営業外の時間は無料でコーヒーなどドリンクがセルフで飲み放題。

☆荷物を預かって下さるので、登山前に立ち寄り、下山後の着替えを預けていきました。

☆洗濯機があります。

朝ごはんと夜ご飯

朝夕ともに豪華なご飯で、とっても美味しかったです。

穂高神社

穂高神社

日本アルプス総鎮守と呼ばれる安曇野市穂高に本宮がある穂高神社。

奥穂高岳の山頂に嶺宮があるのは、穂高見命が降臨したと伝えられる地だから。

奥宮のある上高地はかつては神垣内(かみこうち)と記し、神域であることを意味していました。

穂高神社へは、明神館の手前から標識の方向へ

明神だけの直下、神秘的で日本庭園のようなン明神池のほとりにあり、池の周囲を散策できます。

並んで順番に前に行き、お参りします。

まやっコ
まやっコ

帰りのバスまで時間があれば是非立ち寄ってみて下さい。

上高地スイーツ

まやっコ
まやっコ

五千尺ホテルのカフェ

上高地には各ホテルの名物ケーキがあり、どれを食べに行こうか迷いましたが、河童橋から直ぐの五千尺ホテルのチーズケーキに決定!

混むだろうし、10時開店で半頃に行きましたが、すでにほぼ満席。

景色の良い窓際の席だと待ちですが、景色は十二分に堪能してるので空いてる席へ。

チーズケーキと季節のタルトでイチヂク。どちらもとっても美味しかったです!

お土産に買ったりんごショコラ。蜜漬けのりんごが3種類(プレーン、シナモン、コーヒー)のチョコで包まれています。とっても美味しくてもっと買えば良かったと後悔(笑)ホテル以外、土産物店でも販売されてましたよ。

まやっコ
まやっコ

りんごのスイーツ店、トワサンク上高地

名物アップルパイ他、りんごのソフトクリーム、りんごを使ったドリンクメニューが豊富で大人気。
朝から行列です。

残念ながらアップルパイは食べてないのですが、りんごレモネード美味しかったです。

松本駅

大人気のお店で、並ぶの必須のようです。

「とうじそば」という郷土料理が有名らしく、蕎麦のしゃぶしゃぶ、蕎麦雑炊、ざるそばのコース仕立てになっていましま。

気になりましたが1品料理も食べたかったのでアラカルトで。

野沢菜天ぷら、ひとくち山賊焼、フライド長芋、そしてざるそば。

一品料理はどれも美味しく、蕎麦ももちろん美味しかったです。

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