ずっと登ってみたかった瑞牆山。3度目の計画でようやく実行!(2025年7月12日)
標高は2230m、秩父多摩国立公園にある日本百名山、そして山梨百名山の一つです。黒雲母の花崗岩で形成され、大小の岩峰群には圧倒されます。弘法岩、ヤスリ岩等の奇岩の宝庫の瑞牆山は古くから信仰の山であり、弘法大師開山の伝承もあります。
アスレチック的で楽しい瑞牆山
山梨県と言えば、いつもお世話になっているクリスタルライナー(夜行バス)で韮崎駅へ到着。
駅前のロータリー②番乗り場がみずがき山荘行きのバス乗り場になります。
駅の改札外に綺麗なお手洗いがあります。
駅周辺にコンビニはありませんので、朝食は事前に調達必要です。自販機はたくさんありました。
バスで約1時間20分、登山口のみずがき山荘に到着。

この隣にとっても綺麗な水洗トイレがあります。


協力金の100円に小銭のご用意お忘れなく!
ボトル以外にも自由自在に使えとっても便利です |

準備を整えたら出発!
関西の低山と違って涼しい!でもやっぱり湿度はあるので汗だくですが(笑)。

スタートはなだらかな上りです。


暫く歩くと大きな岩がゴロゴロ現れます。

前を歩かれてた方が気付かれたお陰でベニバナイチヤクソウを見れました。
めちゃ可愛いです。

階段を上がり林道へ。

林道の向かい側の登山道へ。


岩がすごい。
上がって行くと。。

目指す瑞牆山!!
登れるのかと思ってしまいますが、外側から登って行くわけではないですしね。
かっこいい山容です。
ここにベンチもあり、ゆっくり眺めを楽しめますが、先があるので進みます。

ベンチの右手の方へ進みます。

富士見平小屋へ。

急にたくさんの青々した葉っぱたちが一面に。フキの葉??

この登山道の標識の手前に水場への標識もあります。
どちらからでも富士見小屋へ通じます。

富士見平小屋到着。金峰山との分岐にもなります。
私たちは残念ながら今回は日帰りで瑞牆山のみですが、ここで1泊して金峰山と2座登られる方も沢山いらっしゃいました。羨ましい。
下山時に時間があればここで休憩したいですが、とりあえず先へ進みます。



靄っとしてます。八ヶ岳のように瑞牆山も苔の森です。


登山道で一瞬どっちだ?となった時は自分の目線の上や、先の方をよく見るとピンクや赤のテープやリボンが結構つけられているので助かります。

ここから残念ながら天鳥川出合いに向かって一旦下ります!!

ということは、、下山時にこの登りが待っているということですね。(苦笑)

昨日は大雨だったそうですが、水は流れてないので安心して渡渉?
少し進むと有名なこの巨岩が。

「桃太郎岩」と呼ばれているそうです。桃の名産地山梨なので、割れ目から桃太郎が飛び出してくるイメージのネーミングかな??
それにしてもデカい!

私と比べると巨大さがお分かりかと。
右横の階段を上がります。

ここからは足元に気を付けて。

虫除けにこれ!マダニ除け成分もあるので携行しています。 |

雨で濡れた岩は滑るので慎重に登って行きます。

奥に見える階段へ。

どんどん岩がゴロゴロしてきます。
自分が歩きやすいところを選んで、目印のピンクを見落とさずそちらを目指して登って行きます。

瑞牆山も色々なキノコが道中を楽しませてくれます。

せーのっ、とつい声が出てしまう(笑)超えるのが大変。


また巨岩。

よーく見ると真ん中右寄りの木にピクリボン。


何ヶ所か鎖場がありますが、ここが1番長く、大変な鎖場。
下の写真の青い人の所からこの高さを登ります。とにかく岩が濡れて滑るため上がりにくかったですが、鎖も少しずつ区切ってあるので掴みやすく助かります。

実は岩の右から巻いて上がることができますので鎖はちょっと、、という方はそちらからどうぞ。

登り切ったらピンクの方へ


岩にも赤いペンキで印が。

少し見た目が気持ち悪い系キノコ達。



登る、そして登る。

ピンクのリボン

正面の岩に赤い矢印

正面に大ヤスリ岩がドーンと現れます。
この岩をクライマーの方達は登られるそうです。

岩場は続きます。
どこから行くのが1番歩きやすいか、でもどうとでも登って行ける。



また鎖場です。

上から見るとこんな感じ。

ヤマブキショウマ(山吹升麻)

辺りはまただんだん白くなってきてる。。
山頂期待できないか。。



白く包まれてますが、先ほどの大ヤスリ岩の先が目の前に。
ヤマブキショウマがここにも沢山咲いてました。

あともう少し。梯子と鎖。

ゴゼンタチバナが沢山咲いていました。

いよいよラストの梯子!

山頂に到着。


登頂

金峰山方面

富士山方面。

全方位雲が多すぎ残念な眺望(泣)

上から見た大ヤスリ岩。下から見ても上から見ても圧倒的な存在の岩。

ランチを食べ終わる頃には少し金峰山方面だけ雲が晴れました。


山頂も満喫し、これ以上雲も流れそうにないので下山開始。
下山も同じルートです。
と言うことは、、濡れた岩の下りは要注意。


時々前の方から滑って転けた声がします。時間はあるので慎重に。

上りはこの岩のトンネル通らなかったなぁ。。

上りの時に1番の鎖場と言ったところに到着。
下からの写真ですが、下りの場合は絶対滑りそうですし、上りの方が続いていたので岩の横から下ります。

岩の左側ですね。鎖を使わず歩けます。
この時いた下山者は皆んなこちらから下りました。もちろん鎖場を避け、上りに使う方も。
ちようど下りた辺りで山の斜面を見ると、、

鹿を発見。夢中でお食事中。

下りで目線が変わると、上りの時は気付かなかったキノコや???
上の2枚はキノコではないでしょうが、気持ち悪さで撮影しました。(笑)
天鳥川出合いからの上りが分かってはいたけど、疲れました。
そして富士見平小屋に到着。

行きにメニューを見て決めていたドリンクを飲みに行きます。

アイス黒糖チャイとスパイスソーダ!
楽しみにしていたのですが、どちらも仕込み中とのこでした。(泣)

小屋の前にはベンチが沢山あり、その奥がテント場。
金峰山との分岐なので両方の山に行くのにはちょうどいいですね。
少し休憩して、下山再開。
岩岩もないですし、ひたすら下りる。

朝に見た時とは天気と時間で大分違う感じに見えます。
ほんと良いお山でした。また登りたい!

最後に見た大きなキノコ。
キノコも色々見れて楽しめました。

登山口到着。
バスまで少しだけ時間があるので、瑞牆山荘へ。


テラス席があります。

コーヒーゼリーとコーヒーフロート。
暑さと疲れた体が生き返ります、めちゃ美味しい!!

では韮崎に戻ります。
帰りのバスの運転手さんはとても話し上手で観光バス状態でした。
道中の名所?をいろいろと説明して下さり、長い道中飽きずに居眠りすることなく気付けば駅に到着。(笑)
今度は山頂からの眺望を期待して是非また登りたいです。
ルート
今回は往路復路ともに同じルートになります。
往路:みずがき山荘 1h ➾ 富士見平小屋 30分 ➾ 天鳥川出合 1h40分 ➾
瑞牆山山頂
復路:瑞牆山山頂 50分 ➾ 天鳥川出合 25分 ➾ 富士見平小屋 30分 ➾
みずがき山荘
コースタイム:約5h 約5.9㎞


せっかくなので1泊して瑞牆山と金峰山の2座ピークハント
みずがき山荘 1h ➾ 富士見平小屋 30分 ➾ 天鳥川出合 1h40分 ➾ 瑞牆山山頂 50分 ➾天鳥川出合 25分 ➾ 富士見平小屋宿泊
コースタイム:約4h30 約4.3㎞
富士見平小屋 50分 ➾ 鷹見岩分岐 50分 ➾ 大日岩 1h ➾ 砂払ノ頭 45分 ➾ 金峰山山頂 30分 ➾ 砂払ノ頭 40分 ➾ 大日岩 35分 ➾ 鷹見岩分岐 30分 ➾ 富士見平小屋 30分
コースタイム:約6h15分 約9.4㎞

夏の登山に大活躍。とても小さくなり、軽くてザックにぶら下げて使用できます。 |

こんな感じで登山中はタオルを袋から出していつでも使えるようにしています。

アクセス
①難波21:40 → 大阪東梅田22:00 → 京都23:03発 → 韮崎駅 6:30着
夜行バスクリスタルライナー
片道9900円(往復で購入すると片道8900円になります)
②韮崎駅 8:50発 → みずがき山荘 10:09着
みずがき田園バス 2300円 ※現金のみ
①瑞牆山荘 15:20発 → 韮崎駅 16:40着/16:30発 → 韮崎駅 17:50着
②韮崎駅 → 甲府駅 JR中央本線 14分 240円
(特急あずさ 8分 千円)
③甲府駅 21:30発 → 大阪(東梅田)6:55着 夜行バス
夜行バス到着から登山バスまでの時間が2時間超あります。これは東京からの電車の時間に合わせているようです。
朝食を食べてしばらくバス停にいましたが、やはりこの時間がもったいなく私たちはタクシーを利用しました。
タクシーは13000円。あと2人バス停の方をお誘いできればバス代より少し高いだけで済んだのですが。。
もしバス停に8人いればジャンボタクシーをお願いすればバス代と同じか安くで利用できるらしく、今8人いない?とタクシーの方が聞いて下さいましたが、その時バス停にいた多くの方は鳳凰三山登山組で、瑞牆は8人以下でした。
前週末はすごい人数だったらしく(東京方面から)バスに乗り切れず、結果タクシーが何台も出たそうです。大阪からの夜行バスの方が当然早く到着しているので乗れないことはないですし、座れます。ただ待ち時間が長い。
下山後のお楽しみ
韮崎駅ニコリ
駅に向かって右手に白い建物、韮崎市民交流センターニコリがあります。
帰り道の途中にあった人気のパン屋さん Corner Pocket がニコリにも入っていますよ、とバスの運転手さん情報で行ってみました。

夕方なので残念ながらパンはあまり残っていなかったのですが、、

数個ゲット。どれもとっても美味しかったです。
売り場の横にイートインスペースがありました。
その奥にはお土産屋さんもあります。

こちらはお土産屋さんで購入したドリップコーヒー2種、パッケージも素敵。
韮崎の素敵なカフェ
駅を挟んでバス停の反対側にあるビル、アメリカヤ。
前回韮崎に来た時、駅ホームから見えるこの趣のあるビルは何だろうとすごく気になっていました。


アメリカヤのビルの後ろの白い像の方が先に気になりますよね。
因みにあちらは平和観音像だそうです。
駅から徒歩2,3分、アメリカヤ1Fにあるカフェ EVANSへ。

店内はゆったりしていて素敵な空間でした。
今回食べたのは、、

スイカのグラニテとマスカルポーネクリーム。大好き!!美味しすぎ。
地元なら毎日食べに来たいです。他にもパンナコッタのオレンジスープ?も美味しそうでした。
お店の方は東京から移住されてきたという素敵なご夫妻でした。
念願の再訪
いつもこのブログを見て頂いてる方には、またか(笑)と思われそうですが、
甲府駅と言えば、、一草庵 紬 2度泣きをみましたが、念願の再訪!!

ブログ的には新しい店をご紹介すべきでしょうが、すみません。

この日オーダーしたのは、奥から前回食べて感激した鴨のローストはマスト。
正面は信玄鶏のガーリック焼き、右端は蕎麦がきの揚げ出し。
こちらのお店はお蕎麦はもちろんですが、一品料理もとっても美味しいです。

やはりお蕎麦は前回同様くるみだれ蕎麦。やっぱり美味しい、大好き。
お腹一杯食べたけど、テーブルの上にあるデザートメニューが目に入り、、

つむぎの蕎麦アイス。全て美味しく、大満足。
日帰り湯
みずがき山荘から韮崎駅への途中に2つの日帰り温泉があります。
あのアルプスの少女ハイジのハイジ村が山梨県にあるのです。入口近くにはヤギのユキ(すでに子ヤギはなかったですが)もいました。
もし早目のバスに乗車できれば、クララの館の湯に立ち寄る場合は2300円のみで一度下車して、再乗車することができます。この日も一人日帰り湯に立ち寄られた方が再乗車されました。
増富温泉はラジウム温泉で古くから療養泉として長い歴史のある温泉です。何軒かの温泉旅館がありましたが、どこも車が沢山止まっていて人気のようです。
ラジウム温泉は気体となったラドンを吸い込むことで抗酸化作用が高まり、免疫力や自然治癒力を高めてくれるらしいです。次回寄ってみたい温泉です。
ただこちらの日帰り入浴施設は現在改修工事中で、見たところは来年度には完了されているのかな?という感じでした。

おまけ

韮崎駅でまさか小林一三さんにお会いするとは。
阪急電鉄や宝塚歌劇団の創設者なので勝手に関西の方かと思っていました。
韮崎出身の方だったとはびっくりしました。
☝こちらも良ければフォローよろしくお願いします。
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