三重県のいなべ市と滋賀県東近江市との境界にあり、電車を乗継ぎ片道4時間半から5時間。ギリ日帰り可能ということで行ってみました。(2025年5月5日)
鈴鹿山脈に位置し、花の百名山に選出されています。鈴鹿セブンマウンテンの一つとして関西、中部の登山者には有名な山の一つです。福寿草や節分草などの群生地で春は特に人気の山です。
周回コースで藤原岳へ
近鉄富田駅から三岐鉄道に乗換え終点西藤原駅へ。


可愛い電車です。

駅がとても可愛いくて、電車になっていました。
駅にはお手洗い、自販機はありますがコンビニなどはありません。お手洗いは、登山口手前の駐車場の所にもあります。
では出発!




道路上に標識が何ヶ所かあります。

目指す藤原岳が目の前に。

登山口の手前の駐車場にお手洗いがあります。藤原岳は山頂手前にもお手洗いがありますよ。


鳥居の右横が登山道です。登りは表登山道の大貝戸道からです。

クマに注意。絶対出会わないという確約はない。。。
登山道は登山者が多く賑わっているので大丈夫、でしょうがとりあえずクマ鈴を鳴らして出発。

同じ鳴らすなら音色が響くこちらを使用



登山道は分かり易いので迷うことはないと思いますが、地図の携行やGPSはお忘れなく。






こんなところに道しるべが。

斜面にウラシマソウ発見!

8合目まできました。
ここは広場のように開けていてるので休憩するのにいい場所です。ここで裏登山道と合流します。


先に進みます。

山頂に向け、藤原山荘を目指します。
この辺りから登山道は樹林帯ではなくなります。

両脇はバイケイソウの群生で青々しています。

ニリンソウ

中心辺りの大きな山は伊吹山?




岩陰に、見落としそうになりましたが、カタクリが!
もう完全に終わりの状態ですが、お初にお目にかかれて嬉しい。


景色を見ながらもう少し!



もうあと少しで藤原山荘です。


藤原山荘到着!下の写真はお手洗い。綺麗なお手洗いで有難い。

藤原山荘は無人の避難小屋です。1階は解放されているそうなので中で休憩はできるようです。
雨の日や、冬は有難いですね。
多くの方はこの山荘付近でランチ休憩をされていたので、私達も山頂までもう少しあるのでここでランチ休憩。

目の前に見えるのが目指す藤原岳。

竜ヶ岳の方面です。
天狗岳も登られる場合は藤原山荘の裏側に登山道があります。

こちらが天狗岳方面。
上りと同じルートで下山するなら、天狗岳も上る余裕があると思いますが、私は今回天狗岳は残念ながらパスします。

こちらが藤原岳への道。お手洗いの前を通り過ぎ進みます。

山頂まで約20分ほどです。

山頂が見えてきました、あと少し。

登頂!お天気も良く眺めも最高です。
標識を見てもらうと竜ヶ岳とあります。こちらも鈴鹿マウンテンです。



竜ヶ岳や釈迦ヶ岳など鈴鹿の山々が広がります。
山頂でご飯を食べるスペースもあるのですが、今日は先に食べておいてよかった。なぜかと言うと、

写真の真ん中あたりの黒の点々。。虫がめちゃめちゃ飛んでる!ということで、景色を楽しんだので下山します。




お手洗いまで戻ってきました。少し休憩して下山します。

ヤブヘビイチゴ??
下山は聖宝道を利用しますが、八合目までは同じルートです。

八号目の分技まできたら、裏登山道の聖宝道のルートへ。この日は皆さんそのまま登りの時のルートから下山の様で、つられてそちらに行きかけましたが、左手の方に向かいます。
一瞬どこにルートがあるのかと分からなくなったのですが、よく見るとピンクの印が。

少し行くとトラロープが張られていたのでロープ沿いに下山していきます。

このルートはガレ場ザレ場に急斜面で道幅も狭かったりします。初心者の方が利用するなら登りで利用される方がいいかもしれません。


ここにもピンクが。


足元に気を付けて下りて行きます。

イチリンソウが咲いてました。

表登山道にもありましたが、多分1合ずつ等分されてないのでしょうが、標識があると気持ち的にはあと何合と分かり易いですね。


急な下りが続く中も何か咲いてないかと気を付けていると、、

上りで一つだけ見つけたウラシマソウの群生地が!


上りで遠くにある1つを一生懸命撮影したのは何だったのか。こんなに沢山ありました(笑)。
サトイモ科の植物。北海道から九州まで広く生息します。和名の由来は先端が釣り糸上に長くなるため(写真のはそこまで長く成長してませんが)浦島太郎の釣竿の釣り糸からきた、とか??この姿、キモ可愛ですね。私は好きです。
今までに何度か山中で右の赤い実の植物を見たことがあったのですが、これがどうもウラシマソウの実のようです。そして有毒だそうです。



道幅が狭いので気を付けて。
お気に入りでリピート中! 色なしです。虫よけのアロマ精油の香り。 肌に優しい便利なスティックUVです。 |




谷に入って行きます。


山道に戻ります。

足元には十分気を付けて!



左手に堰堤が見えてきました。人もいる。
表登山道に比べ登山者は本当に少なかったです。

可愛い、ハクサンハタザオ???

山道は終了!
堰堤の裏側に到着。


覗き込むとこんな感じ。
そして後ろを見ると。

聖宝の五連滝。やってしまった、、5連滝ということは5つないといけないのに4つしか撮れてない。(泣)多分右端のさらに右に5つ目があったようです。全体的にもう少し水量があると迫力があるでしょうね。

河原の奥の階段を上ります。

足元にはジャケツイバラ?南国っぽい花ですね。

登山ルートへの取付きの案内が。

堰堤の上に着くと、反対側へ降ります。

急な階段。


聖宝寺に向かってあともう少し歩きます。

丹波の山とかでも見ますね。





駐車場の中へ入ります。

見所が多そうな聖宝寺(しょうぼうじ)。時間があれば散策してみたかったです。



最後の階段


獣除けガードを閉め忘れないように。

鳴谷神社に到着


犬ではなく、狛猿??
こちらの神社は狛犬ではなく狛猿だそうで、お猿は神の使い。名前は”神猿”「まさる」。
魔がさる・勝る・優る・賢るに通じ縁起のいい神猿、だそうです。

最後は道路を歩いて駅に到着。

朝は電車の形をした駅舎までは気付きましたが、前側はこんな感じ。


駅の横はSL公園になっており、三岐鉄道開業時の蒸気機関車など3両の鉄道車両を展示されています。
楽しい駅です。鉄道ファンに人気がありそうですね。

無事予定どうりの電車に間に合いました。
かなりアクセスには時間がかかりますが駅から登山口は近く、藤原岳もとっても良い山で満喫できました。
ルート
西藤原駅 10分 → 大貝戸登山口 2h10 → 八号目 50分 → 藤原山荘 20分 → 藤原岳山頂 20分 → 藤原山荘 約3h50
藤原山荘 35分 → 八号目 35分 → 五号目 1h20 → 聖宝寺 20分 → 鳴谷神社 10分 → 西藤原駅
約2h20
コースタイム:約6h10 約8.3㎞

天狗岳も行く場合
藤原山荘から往復約1hです。電車の時間を考え私は諦めましたが、終わってみたらコースタイムより早く下山できたので行けたかなと、残念です。
☝私はこれで山と渓谷、PEAKE、ランドネ等登山関係の雑誌を毎月読んでます。
アクセス
①JR大阪駅 6:16発 → 鶴橋駅 6:32着 200円
②近鉄鶴橋駅 6:36発 → 四日市駅 8:19着 【特急】
③近鉄四日市駅 8:26発→ 富田駅 8:31着 【急行】
特急券(指定席)1640円 乗車券 2430円
④近鉄富田駅 8:49発 → 西藤原駅9:47着 三岐鉄道 560円
① 西藤原駅 16:21発 → 近鉄富田駅17:07着 三岐鉄道 560円
②近鉄富田駅 17:24発 → 近鉄津駅 18:04着 【急行】
③近鉄津駅 18:12発 → 近鉄鶴橋駅19:31着 【特急券】
特急券(指定席)1540円 乗車券2430円
④JR鶴橋駅 19:35発 → 大阪駅 19:51着 200円

今回私がやらかした2つの失敗

近鉄特急について
近鉄特急は全席指定で自由席はありません!(私は分かってませんでした)下山が予定通りとは限らないので、当日西藤原駅出る時に予約すればと安易に考えていたら、、朝確認した時はまだ全然余裕があったのに、GW中ということもあり帰りには空席なし。結局急行で2時間ほど立ちっぱなしで、最後30分位のところでようやく席をゲット。本当に疲れました、笑。

制限はありますが、予約の変更払戻もできます。

三岐鉄道への乗継
三岐鉄道は近鉄富田駅で近鉄電車を降りて、そのまま同じホームで三岐鉄道に乗れます。ただし、三岐鉄道は交通系ICカード不可。ホーム上にICカード入出場用の簡易改札機があるので、近鉄電車にICOCA等で乗車した場合はその機械で出場処理をします。三岐電車の料金は西藤原駅で現金で支払えば大丈夫です。

懐かしい切符でした。
鈴鹿マウンテン

藤原岳も一つである鈴鹿マウンテンとは?
鈴鹿山脈にある御在所岳、鎌ヶ谷、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、雨乞岳、入道ヶ岳、そして藤原岳の7座を鈴鹿セブンマウンテンと呼んでいます。これは1964年に近鉄や名古屋テレビ等が主体となり始めた「鈴鹿セブンマウテン登山大会」というものがあったそうで、今でもその名残があるようです。この鈴鹿セブンマウンテンを制覇するのも楽しみの一つになってる方も関西や東海地方の登山者には多いと思います。
標高は1000m前後。御在所岳はロープウェイもあるので登山でなくても上がれますよ。一座ずつも、縦走も楽しめる鈴鹿セブンマウンテンです。この日も縦走されてきたと思われる登山者達が下山してきいました。ただマイカーでないとなかなかアクセスが厳しいです。今のところ私は御在所岳、藤原岳の2座のみです。
注意しないといけないのが、鈴鹿山脈では5月~11月(特に6月~8月)はヒルが出没します。マダニに咬まれたことはあるけどヒルは未経験。できれば避けたいですね。
ヒル対策でよく聞くのがこれ☟
私はマダニに2度咬まれているのでこの☟サラテクトを携行して対策しています。
対象の害虫にヒルは記載されていませんが、ネットを見ているとヒルにも効果があるようなのでこれだけでいいかなと思っています。
下山後のお楽しみ
せっかく鶴橋経由だったので、帰りは韓国料理を食べて帰ろう!
以前から気になっていた鶴橋駅からすぐのカナアン2号店へ。


突き出しのおかずからどれも美味しい、期待大!!
注文したのはチヂミ、豚肉炒め、おからチゲ、冷麺。どれも本当に美味しかったです。
今回は時間も遅く、疲れていたので注文できませんでしたが、サムギョプサルや鍋料理を次回は食べてみたいです。

おまけ
今回のおやつは、、


高知県の物産展で購入した干し芋。最近はコンビニとかでもお手軽なパックで干し芋が売られてますよね。
干し芋は小腹も満たされるし、お芋の自然の甘さがひつこくなく登山のおやつにおススメです!
ここのお芋のお菓子はもどれも本当に美味しいですよ👍 |
☝こちらもよろしお願いします。
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